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4話 ページ4

こういうのなんか久しぶりだな。


警視庁にいるときは女子会なんてなかったもんね。


そもそも女性警察官自体が少ないし。


「そういえば、Aちゃんは彼氏とかいるんですか?」


え?私?



「ちょっと、川合。急にそんなこと聞いたらダメでしょ。まあ、私も気になるけど。」



「私も気になります。だって警視庁って男性が多いし、エリートの警察官しかいないし。」




『私の話なんて面白くないですよ。本部の人間だって、交番とか町山署の刑事課の警察官と同じです。』



「やっぱりそっか。やっぱ一般人に限るな。」



prrrrrprrrrr



ん?あ、




『ちょっとすみません。もしもし。』




「A、どういうことだ。聞いてないんだけど。」



これが噂の本部のエリート。



『聞いてないって言われても。いう必要を感じなかった。』



「は?同僚にはいう必要あるだろ。」



『引継ぎはちゃんとしたでしょ。』



「ったく。次の休みはいつ?」



やばい。めちゃくちゃ目をキラキラさせながら川合ちゃんがこっち見てる。
そんなんじゃないのに。



『私今、交番勤務なんだよね。悪いけど、休日は休ませて。』



「じゃあ、お前の家行くから。」




『いやいや。いいよ。来ないで。』




「今は宿舎だろ。確か、異動先は町山だから。」




やばい。本当に来る気だ。



『明日、18時にいつものお店に集合。これでいい?』



「ああ。じゃあ、また明日。」



本当に勝手なやつ。



「え、今の人彼氏ですか?」



『違うよ。前の職場の同僚。』



「でも、なんかしゃべり方ラフでしたよね?」



例えるなら。



『藤さんと源さんみたいな感じです。』



「うわ、それはないわ。」



でしょ。



「でも、相手はどう思ってるかわからないじゃないですか。」



「たしかに。」



『この話は終わり。川合さんは?好きな人とかいないの?』




「まだいないんです。」



よし、話すり替えちゃえ。



『じゃあ、好きなタイプは?』



「えー。聞いてくれるんですね。やったー。」



よしよし。


「東雲、この話長くなるから覚悟したほうがいいよ。」


「ですね。私はもう聞き飽きました。」


え、そうなの?作戦失敗したかも?



「え、皆さん聞いてます?」




『あ、うん。聞いてるよ。』

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みおな - Candydarlinさん» ありがとうございます!嬉しいです。拙い文章ではありますが、今後も温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。 (2021年10月4日 7時) (レス) id: 432915db26 (このIDを非表示/違反報告)
Candydarlin - 私もハコヅメにハマって、夢小説待っていたので、面白いお話を書いてくださって嬉しいです!更新待ってます! (2021年10月3日 23時) (レス) @page13 id: c58da712a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みおな | 作成日時:2021年9月17日 12時

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