20話 ページ21
(バンッ)
すごい。
命中。
「確保。」
よかった。
あ、パスワード見つかったっぽい。
『笠井、ちょっと待って。』
「ああ。」
『パスワードこれですね？』
「そうだよ。」
『笠井、行っていいよ。』
さてと。ここには何が入ってるんだろう。
不正な薬、拳銃の入手経路。
ヤクザにやらせた詐欺の証拠。
幹部の名簿。
おー。これはすごい。
「A、どう？」
『すごいよ、これ。ほら。』
「宝の山じゃん。お手柄。これで、警視正に昇進間違いなし。」
だから、そんなの興味ないんだって。
「笠井さん、東雲さん、そろそろ撤収しようと思うんですけど、何か見つかりました？」
『もう十分です。撤収して大丈夫ですよ。』
「了解です。現場源より、町山捜査。ガサ入れを終了し、撤収する。どうぞ。」
(町山捜査。了解。)
「酒井、もう帰っていいよ。」
「はーい。お疲れ様でした。またご一緒できる日を楽しみにしてます。」
『お疲れ様。』
@車
「じゃあ、俺運転しますね。」
「源さん、帰りは俺運転しますよ。A、助手席座って。」
『はーい。』
なんか疲れちゃったな。
公務中だからだめなのに、眠い。
「A、眠い？」
『あ、ううん。大丈夫。』
ていうか笠井の運転、心地良すぎるんだよね。
拝啓、親父。
笠井さんと東雲さんのゴールデンペアのおかげでガサ入れが無事に終わった。
統括してた俺としては一安心。
やっぱり警視庁のエリートは頼りになるな。
ん？
「東雲さん？」
「東雲なら寝てますよ。たくさん頭を使った後は疲れるみたいで。大活躍だったので、見逃してやってください。」
『その..実装..なら、コストが..』
寝言？
「どんな夢見てんだよ。」
そういえば、
「ずっと気になってたんですけど、東雲さんって具体的にはどんな仕事してたんですか？」
「簡単に言えば、サイバー面での捜1のサポートですね。単独で時間を解決したこともあったりして。こいつの分析力はすごいんですよ。」
じゃあ、
「どうして東雲さんは交番に？」
「東雲から理由聞いてないんですか？」
「なんかデスクワークは性に合わないからバリバリ現場で働きたいって言ってました。」
でも、話聞いてる限り、違うような気がするんだよな。
続く (更新停止中)
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みおな - Candydarlinさん» ありがとうございます！嬉しいです。拙い文章ではありますが、今後も温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。 (2021年10月4日 7時) (
レス) id: 432915db26 (このIDを非表示/違反報告)
Candydarlin - 私もハコヅメにハマって、夢小説待っていたので、面白いお話を書いてくださって嬉しいです！更新待ってます！ (2021年10月3日 23時) (レス) @page13 id: c58da712a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおな | 作成日時：2021年9月17日 12時
