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-白石-
藤川先生が崩落に巻き込まれた。
ここの指揮を執っている私の責任だ。
「白石先生！？」
「松坂先生、ここを任せていい？」
私が慌ただしく医療機材をバックに詰め込む手を誰かに掴まれた。
顔を上げると、そこには険しい顔をした松坂先生がいた。
「白石先生が行くつもり？」
「だって、藤川先生が埋まってるんだよ！？ここを指揮していた私の責任だわ！医師が2次災害に遭うなんてあっちゃいけない！」
そう、また私の責任だ。
黒田先生のときと同じだ。
「そうよ、医師が2次災害に遭うなんてあったらいけないこと。だからこそ白石先生はここにいるべきだわ。」
松坂先生は私の腕を掴む力を強めた。
「これ以上被害を出さないためにも、消防や警察、医療スタッフからの情報を集約して、私たちを守って。白石先生だからみんな任せられるの。」
「…松坂先生。」
「藤川先生のところへは私が行くわ。」
私の手からバックを奪った松坂先生の隣に藍沢先生が並ぶ。
「俺も行く。」
松坂先生は藍沢先生を見上げた。
「言っただろ。もう離れたくない。」
藍沢先生は松坂先生の頭に手を置いて笑った。
腕が一流の藍沢先生。
冷静で的確な指示出しができる松坂先生。
正直、今すぐにでも藤川先生のところへ飛んで行きたい。
だけど、この二人に任せれば大丈夫だろう。
そんな気がした。
「…分かった。必ず、助けて。」
祈るような願いに二人は頷いた。
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金木犀(プロフ) - いのちのつづき、一気読みしちゃいました。劇場版のお話は書かないんでしょうか？ぜひ、書いて欲しいです (4月12日 18時) (
レス) id: c113e60c99 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - 完結おめでとうございいます！お話が始まったときからずっと読んでいたので私も感慨深いです！お疲れ様でした！次も頑張ってください。 (2017年10月9日 0時) (レス) id: f1a6d9a1e2 (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - あいかさん» あいかさん、コメントありがとうございます。無事に最終回を迎えることができました！ここまで応援してくださって本当にありがとうございます！番外編もありますので、もし良かったら覗いてくださいね。 (2017年10月1日 17時) (レス) id: 5d35c31aac (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - いよいよ最終回ですね！展開がかなり気になるので更新最後まで頑張ってください！ (2017年9月30日 21時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - あいかさん» あいかさん、コメントありがとうございます。あいかさんからの応援、本当に励みになります。次がいよいよ最終話！楽しみにしていて下さいね。 (2017年9月30日 14時) (レス) id: 5d35c31aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃち | 作成日時：2017年9月28日 16時
