だから、君を愛してる II (ページ8)

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想いが過去に変わって -7- ページ8

想いが過去に変わって -7-

斗真くんに告白されてから、1年が経った。

最初の頃は意識していた私もいつからか友達として過ごしていた。

それは、斗真くんが今までと変わらない態度をしてくれていたからだと思う。

メンバーやにのくんと過ごす時間以外に斗真くんと過ごす時間が私の日常になった。

その中で、斗真くんはとても優しくて、細かいところに気遣いができて、何事にもまっすぐな人だってことがわかった。

私の中で斗真くんの存在が大きくなってきていることにも自覚してきた。

メンバーやにのくんにしか言えないことも言えるようになってきたし、飾らないありのままの自分を受け入れてくれるから。

でも、斗真くんを好きかと聞かれたら言葉に詰まってしまうだろう。

やっぱり私はにのくんが好きだから。

"あのこと"以前のような込み上げる好きではなく、穏やかな好きだ。

それを恋愛感情と呼ぶべきなのか否かもわからない。

忠義のことだってそうだ。

忠義が誰かと付き合えばあまりよくは思わないし、かといって好きなのかと聞かれればよくわからない。

私の感情はどれも曖昧で、これといった名前を付けられないものばかり。

いつか、私はこの人が好きだと胸を張って言えるのだろうか。

ー想いが過去に変わって

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李々ちゃんの心の動き。

お題配布元::確かに恋だった