だから、君を愛してる II (ページ6)

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想いが過去に変わって -5- ページ6

想いが過去に変わって -5-

「最近、仕事忙しい？」

「どうしてー？」

俺のベットで寝転ぶ李々に問いかけても、間抜けな声しか聞こえない。

「どうしても。」

俺はゲーム機から手を離して李々が寝転ぶ俺のベットに顎をのせる。

「別に忙しくないよ。」

「本当に？」

「うん、特別仕事が増えたわけじゃないし。」

李々の横腹を突いてみても、李々は携帯とにらめっこしている。

最近、李々が俺の家に遊びに来る頻度が減ってる気がする。

高校を卒業後一人暮らしを始めて、俺の家に泊まることが少なくなったからかもしれない。

だけど、それよりも何かがある気がする。

「誰？」

「んー、」

携帯の相手を聞くと、李々は言葉を少し濁した。

「…斗真くん。」

確か、舞台をきっかけに仲良くなったと李々から聞いていた。

ヨコ達と一緒に遊びに連れてってもらうとも聞いた。

だけど、個人的に連絡しているなんて初耳だ。

「仲良くなったんだね。」

うん、と李々は少しはにかんだ。

ずっと俺だけだと思っていた。

李々の1番はメンバー以外では俺だと思っていた。

それが壊されそうで、怖かった。

ー想いが過去に変わって

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2人の関係に少しずつ変化。

お題配布::確かに恋だった