だから、君を愛してる II (ページ28)

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すば爺さんページ28

すば爺さん

「李々、ほい。」

「ん？」

「これ、好きやろ。」

渋やんが李々にこの季節限定のお菓子を渡しているのを目撃しました。

どうも、丸山です。

「すばるくん！ありがと！」

李々が目を輝かせてお菓子を開けているのを優しい眼差しで見つめる渋やん。

爺孫コンビと呼ばれているだけありますね。

「すばるくんはいらないの？」

「俺はええよ。」

美味しそうにお菓子を頬張る李々。

「美味しい！」

「良かったな。あんまり食いすぎるなよ。」

「はーい。」

そう言いながらももう一口もう一口とお菓子を食べる李々ちゃんをすばるくんは笑って見ていた。

「まるちゃんもいる？」

俺の視線に気付いた李々がそう聞く。

「いるー！」

「食べさせたらあかん。また太るから。」

俺が李々のもとに行こうとすると渋やんはそう言って俺を止める。

いつも大倉や亮ちゃんが李々を独り占めしてるから、せめてこの瞬間だけは渋やんに独り占めさせてあげようと俺は上げた腰を再び下ろした。

「あれ？まるちゃんいらない？」

「太るからやめとく。」

ーすば爺さん
(たまには独り占めしたいよな)

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お菓子でつるすばるくん。