だから、君を愛してる II (ページ27)

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my brother ページ27

my brother

「…どういうこと？」

缶ビール片手に振り向き、おかえりと言う忠義と我が兄。

「こっちに用があってさ、ついでに李々の家来たら…」

「俺が偶々来てたからさ、一緒に飲んでる。」

忠義に合鍵を渡してある忠義がいるのはまだいいけど、妹に連絡もせず呑気にお酒飲む兄はいかがなものだろうか。

「お兄さん。」

「忠義のお兄さんになった覚えないぞ！」

「そのうち結婚しますんで。」

「俺は錦戸が好きだからなー。」

「あはっ！」

完璧に出来上がっております。

「お兄ちゃん、来るなら連絡してよ。」

「まぁ、飲め飲め。」

「…お酒弱いの知ってるでしょ。」

はぁ、とため息をついてお兄ちゃんと忠義の間に座る。

「まさか泊まっていかないでしょ？」

「忠義と飲みたいからなー。」

「…奥さんに怒られるよ。」

そう言うと奥さんに弱いお兄ちゃんはビールを飲む手を止めた。

「…忠義のせいにしよう。どうしても俺と飲みたいってせがまれたってことに。」

「お兄さん、酷いですよ。」

そう言って二人で笑い合う。

明日も仕事が早いからと言って私はお風呂へ向かう。

その間も楽しそうな二人の会話が聞こえてきて、なんであんなに仲良いんだろうかと思った。

ーmy brother
(お兄ちゃん、もう朝なんだけど。)
(もう！？)

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忠義とお兄ちゃん。