君色エゴイスト ページ35
君色エゴイスト
大倉と二人きりでご飯を食べるのはたぶん初めてだ。
大倉はさっきから忙しなく手を動かしたり、飲み物を口に含んだり、落ち着きなく会話している。
「最近、李々とはどうですか。」
そんな中、そう言う大倉の顔が本人は気付いてないと思うけど、辛そうに笑っていて。
「相変わらずだよ。」
俺がそう答えると曖昧に笑う大倉。
その笑顔が李々に似ていた。
そうか、こいつ李々が好きなんだ。
そして、きっと李々も…
「大倉は?誰かいい人いないの?」
困ったように笑う大倉を見て、俺はひどく心が痛かった。
それは、
こんな顔させてる李々のせいで、
こんな顔をしている大倉のせいで、
結局自分のことしか考えられない俺のせい。
「李々のこと、大切にするから。」
なぁ、李々。
俺のこと選んでくれたのは好きだから?
「だから、安心してよ。」
ごめんな、大倉。
俺は李々のこと手放す気なんかないよ。
ー君色エゴイスト
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メンバーには敵わないって少しジェラシー感じてる斗真くんです。
海外帰り(1ヶ月くらいいたかった)ですぐにライブに行ってきました。
やっぱり、エイトは最高!ananの話書きたい。
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作者名:しゃち | 作成日時:2016年10月26日 12時