Story.178 ページ28
・
翼の言葉に今度は彼の方に振り向く二人。
か、顔が怖い…
・
翼「い、いやだって
翔太、一応帰国子女じゃん。」
・
二人の無言の迫力に翼も若干引いていて。
桜ちゃんは彼を助けるようにうんうんと頷く。
・
翼「だから文法はともかく、リスニングは
出来るんじゃないかな?」
桜「は、はい! 翔太君、英語ペラペラなんですよ。」
・
そうなんだ…
今まで翔太の事は私が一番知っていたはずなのに、
私が知らない彼を今まで会ったこともない
女の子から聞いて少し胸がズキッとして。
・
でも、好きな人の特技を初めて知れて、
同じくらい少しだけ嬉しい私もいる。
・
翼「それに昨日Aが言ってたじゃん。
このままだと翔太、赤点確定だから勉強教えるって。」
あ「え、わ、私?」
・
急に話を振られ、驚いてドキッとした。
・
翼「ふふ、そうだよ。昨日Aが言ってたでしょ?」
あ「う、うん…」
・
翼「ということで、翔太も呼ぼっか。」
瑞希「つーかここに来る前、桜ちゃんが
起こしてくれたけどアイツが起きなかったのが悪い。」
・
あ「そ、そうだったんだ…」
桜「はい、何か疲れてたみたいで…」
・
それって多分…ううん。
絶対私のせいだ。
せっかくの休みの日を
私のせいで潰れてしまったから。
・
翼「ということで、電話お願いね優奈。」
優奈「はいはい、呼べばいいんでしょ、呼べば。」
・
翔太に電話するため、優奈はスマホを持って
部屋を出て。
それと同時に私の隣に座る瑞希君。
・
瑞希「翔太は自分の意志でAちゃんの
お手伝いをしたかったんだから大丈夫だよ。」
・
あ「え?」
瑞希「だから自分を責めちゃダメだよ。」
・
そう言って瑞希君は優しく微笑んだ。
・
あ「う、うん…」
・
彼の言葉に少しだけホッとしたけど、
やっぱり翔太の事を心配する私がいた。
・
115人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
せりま(プロフ) - 184話、ちょっと間違いありますよ (2015年7月22日 12時) (レス) id: d858e03bf9 (このIDを非表示/違反報告)
アップルオレンジ(プロフ) - せららん★さん» こんにちは!ずっと読んでてくれて嬉しいです(*´∀`)そんな誉めてくれたら頬が緩んじゃいますよ←マイペースながらも更新頑張ります。 (2014年12月14日 6時) (レス) id: bcb7f389f5 (このIDを非表示/違反報告)
アップルオレンジ(プロフ) - 深瀬さん» コメ返遅くなってごめんなさい!アップルも早く記憶を戻して二人をイチャイチャさせたいです←出来るだけ早く記憶を戻させます! (2014年12月14日 6時) (レス) id: bcb7f389f5 (このIDを非表示/違反報告)
アップルオレンジ(プロフ) - まゆさん» コメ返遅くなってごめんなさい(´・ω・`)そう言ってくれて嬉しいです( ´艸`)マイペースながらも頑張ります! (2014年12月14日 6時) (レス) id: bcb7f389f5 (このIDを非表示/違反報告)
せららん★ - こんにちは!ずっと読ませていただいてます!すごくいいお話なので続きが早く読みたいです!更新頑張ってください! (2014年12月3日 18時) (レス) id: be8129b6ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アップルオレンジ | 作成日時:2014年8月10日 21時