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キスマークは、お手本も兼ねて五条が先にAに付ける事にした。
釦を外した上着から覗くAの白い首筋に、ちゅ…とリップ音をさせて口付けを繰り返す。
「ん……んん……っ」
その度に、Aの口から甘い声が漏れる。
(イイ声……もっと聞きたい)
五条はその思いのままに、細い体を抱き締めて何度も何度も同じ所に吸い付く。
(感じてる声、もっと出して)
自分の与えるこの行為で、快感を得て欲しい。
そんな事を考えながら、白い肌に自分の痕を色濃く残そうとする。
一際強く吸い付いた時
「ん……っ！！」
五条の胸板に添えられていた手に力が入り、その後力が抜けた。
(キスマークって…こんなに凄いものなの！？)
漸く五条が首筋を解放してくれた時には、Aは五条の支えでやっと立っている状態だった。
「ゴメン。少しやり過ぎた」
Aの声が可愛くて、加減を忘れたと謝られた。
「ばかぁ！すっごく恥ずかしかったよ！！」
「本当にゴメン！！反省してます！！！」
涙目で怒るAに、五条は心の底から謝った。
昔から、Aの泣き顔は五条の最大の弱点だった。
好きな子の涙は見たくない。
Aの涙の前では、『最強』の称号など形無しだ。
「……ん。反省してくれているならいいよ」
五条の機微に敏いAは、相手が本当に反省しているのがわかったので、一応許す事にした。
「でも、こんな状態じゃあ私が悟さんに痕を付けられない……」
五条が自分の彼氏だという痕を付けたいのに、体から力が抜けて立つ事もままならない。
「ん〜…じゃあ、これならどう？」
そう言って、五条はAを抱き上げて近くの椅子に座った。
彼氏の膝に座る形になって身長差が解消されて、その首筋にキスをしやすい。
「あ、これなら大丈夫かも」
そして、今度はAが五条に教わりながら、五条の首筋に痕を残した。
「悟さんみたいに濃い痕には出来なかったなぁ……」
手鏡で自分の首筋を見ながらAは言った。
鏡越しにでも、五条の呪力の残穢がしっかり見える。
「大丈夫、僕も最初はそんな感じだったから」
お互いの首筋に、お互いの愛情と独占欲の痕。
「ありがとうA。なるべく長く残しておくから」
そう言って、五条はAの唇にそっと自分のそれを重ねた。
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露里唄(プロフ) - レスの仕方もマトモに解っていなくて失礼しました。亀更新且つ機械オンチですが、温かく見守ってやって下さいm(__)m (2021年12月19日 22時) (
レス) id: d03abcb996 (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメント有難うございます！思わずスクショしました（笑）この作品は五条オチを予定しています。良かったら、五条兄妹や周囲へのツッコミ等のコメントもお願いします。 (2021年12月19日 22時) (レス) id: d03abcb996 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 露里唄さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2021年12月19日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露里唄 | 作成日時：2021年10月13日 19時
