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時間は経ち、もう夕暮れ時
お茶会を済ませた後、グルッペンの買い物に付き合わされ私はもうくたくただ。
今は城に戻る最中で、少し暗い道をゆっくりと歩いているところだ
その時、今日の朝の出来事をふと思い出す。
…ひとらんの畑が気になる。畑よりもひとらんの方が気になるのだけれど…
考え出したらキリがない、とりあえず急いで帰ろう。
私は軽く走りながら城へと帰った
出入口にあかりが灯っている、普段はついていないのだけれど…
目を凝らして見ると、門の前に誰かいる…じーっと見つめ、相手の様子を伺う。
怪しい奴等の可能性もある訳で、慎重に距離をつめる
すると、ぎらりとこちらに目を向け、私の元へ走ってくる
｢遅い、心配しただろ。何やってたの｣
風のようにこちらに走ってきたのはひとらんで、ほっと息をつく
なんだ、曲者じゃなかったか良かったぁ。
だけれど、ひとらんの声のトーンが低い、低すぎる。
これは遅く帰ってきたのを怒っているとみた
｢え、あ…ごめん。グルッペンと色々してた｣
とりあえずグルッペンの名前を出しとけば許されるだろう、そんな安直な考えでグルッペンの名を出す。
するとひとらんは顔を歪めて
｢A、グルッペンが好きなの？｣
と私に言ってきた
いや、何で暴君を好きにならなければいけないのだ。生憎だがそんな趣味はない
私はあなた一筋で生きてきたのに、なぜ伝わらないんだ
｢いやっ、違う！！！私はひとらんが好きだから！！あ…｣
やってしまった…私という馬鹿は口もすべるのか
口を両手で押さえ、あああと唸る
これはもっと関係が悪化するに違いない
私が脳内で悲しみにくれていると
ふわっと桜の香りが私を包む
それは紛れもない彼の匂い、戸惑いが隠しきれず彼の腕の中でおどおどする
何が起こっているんだ
次の瞬間、くいっと顎をあげられ視界に彼が入る
｢俺も好き、今まで意地悪して悪かった｣
照れくさそうに笑っている君がいた
すれ違い愛
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うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - ウケさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)褒めて頂き、嬉しい限りです！更新頑張らせて頂きます！ (2017年7月3日 21時) (
レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
ウケ - いつも更新楽しみにしてます！どの話も素敵で･･･更新頑張って下さい！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 8c0ab5ece7 (このIDを非表示/違反報告)
うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - たかちんさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)応援して下さっているなんて感謝感激です！今後とも精進するので、よろしくお願いします！ (2017年6月12日 17時) (レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
たかちん(プロフ) - いつも応援してます！更新楽しみに待ってました(^o^)トントンの小説わくわくしながら待ってます！！ (2017年6月12日 16時) (レス) id: d1b7bc89b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぉっしゅ蜜柑 | 作成日時：2017年5月20日 2時
