貴方への選択肢 gr tn ページ19
｢さぁ、ひれ伏すが良いAよ｣
にこにこしながら私を見下すのは、敵国の支配者、グルッペン・フューラー
先程、自国は戦争により滅び、植民地とするか迫られている状況だ
もし、植民地にされてしまったら私の国の国民達は辛い思いをし、働かなければならない
それは嫌だ、私の築き上げた国、私を慕ってくれた国民達にそんな事されられない
｢もっと良い未来の選択肢は無いのですか、グルッペンさん｣
ふむ…と言い、書記長を呼び出し相談を始めた。
もしかしたら、まだ、明るい未来への道をくれるのかも知れない
例え、私の身を削る事となろうとも、それで国の未来が約束されるのならば喜んで引き受けよう
それが死だったとしてもだ。
｢ほぉ、それはいい考えだな、トントン。それでいこう｣
｢えぇ、いいんすか…グルさん。あくまでもわい個人のあれですよ｣
｢俺も気になっていたしな、まぁAの処分も決めてなかったし、それでええやろ｣
処分という言葉に、ぁあ…と項垂れる。
私には死という未来しか待っていないのか、それでも国の奴らが生きてくれるのならば本望だ
スッと顔をこちらに向け、グルッペンさんは私と目を合わせた
｢お前の国を、植民地から属国にしてやろう。ただし、Aはこの国に残り儂らの側近として仕えろ、いいな？｣
思いもよらぬ処分と、植民地から属国へと位上げしてくれた事に感嘆とする
｢えっ、それでいいんですか…｣
｢元々、お前の国が邪魔だったから戦争を仕掛けたんだが、どうやらうちの書記長がお前の事を気に入っているらしくてだな。｣
というと横にいる書記長さんは、にこりと私に向かって照れくさそうに微笑んだ
この方のおかげで私は救われたのか…
｢俺はあまりAに興味は無いのだが…俺らもいい歳だからな、俺かトントン、どちらかを選んで一生を歩んでもらおう。これが、属国への条件だ｣
私は勿論、その言葉に首を縦にふった
さて、どちらを選ぼうか。
救われた国と幸せを掴む支配者
hit数5000overありがとうございます( ˊᵕˋ )
その記念に短いですけれども、書かせて頂きました。
今後ともよろしくお願いしますね(´ｰ｀)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 383人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - ウケさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)褒めて頂き、嬉しい限りです！更新頑張らせて頂きます！ (2017年7月3日 21時) (
レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
ウケ - いつも更新楽しみにしてます！どの話も素敵で･･･更新頑張って下さい！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 8c0ab5ece7 (このIDを非表示/違反報告)
うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - たかちんさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)応援して下さっているなんて感謝感激です！今後とも精進するので、よろしくお願いします！ (2017年6月12日 17時) (レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
たかちん(プロフ) - いつも応援してます！更新楽しみに待ってました(^o^)トントンの小説わくわくしながら待ってます！！ (2017年6月12日 16時) (レス) id: d1b7bc89b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うぉっしゅ蜜柑 | 作成日時：2017年5月20日 2時
