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携帯が鳴る、誰からか分からないけどとりあえず出てしまおう
軽く電話ボタンをタップし耳元に携帯を当てる
「もしもーし、僕だけどシャオちゃんおる?」
心地の良い声の持ち主の鬱先生だった
どうやら今日はメンバーとゲームをする予定だったらしい
けれどもシャオロンとだけ連絡がとれず、唯一私の事を知っていた鬱先生が、もしかしたら…といった感じで電話をかけてきたらしい
「うん、いるよ。今も飲んでるからべろんべろんに酔ってるけどね、」
ははは…と情けない笑い声とともに現状を話すと、嘘やろ…と返事が返ってきた
何だか申し訳ない、とりあえず謝罪しなければと思い声を出そうとしたら
上から携帯を取られてしまった
恐る恐る見上げると、そこには酔いが覚めて不機嫌になったシャオロンがいた
携帯に耳を当て、ドスのきいた低い声で
「もしもし、俺だけど、大先生?」
「あっシャオちゃん?あのさ…」
「Aは俺のだから取らんといて、じゃあ切るわ」
えぇっ!?ちょっ、という声を最後にシャオロンは電話をぶちぎった
そこからしばらく私達の間は静かになり、ゆっくりと私が口を開けた
「シャオロン?…大丈夫っ…!?」
肩を掴まれて、そのまま彼の口によって軽く口を塞がれる
…?ぇ、は!?
声にならない悲鳴をあげようとする、今彼は何をしたのだ…?
シャオロンの腕が伸びてきて
「Aは大先生とこいかんよな?俺の、俺だけのAでいてくれるよな?」
ぎゅっと抱き締められ、普段と違う雰囲気を纏ったシャオロンに圧倒される
長年一緒にいたけれど、こんな彼は初めてだ…。
「へ…?私、始めからシャオロンしかみてない、よ?」
その言葉にほっとした顔をして、シャオロンはばたりと寝てしまった
これは、お酒の力なのだろうか
今宵、彼に酔う
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うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - ウケさん» コメントありがとうございます(´ー`)褒めて頂き、嬉しい限りです!更新頑張らせて頂きます! (2017年7月3日 21時) (レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
ウケ - いつも更新楽しみにしてます!どの話も素敵で・・・更新頑張って下さい! (2017年7月3日 18時) (レス) id: 8c0ab5ece7 (このIDを非表示/違反報告)
うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - たかちんさん» コメントありがとうございます(´ー`)応援して下さっているなんて感謝感激です!今後とも精進するので、よろしくお願いします! (2017年6月12日 17時) (レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
たかちん(プロフ) - いつも応援してます!更新楽しみに待ってました(^o^)トントンの小説わくわくしながら待ってます!! (2017年6月12日 16時) (レス) id: d1b7bc89b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うぉっしゅ蜜柑 | 作成日時:2017年5月20日 2時