狼と私 zm ページ25
最終日
ついに人狼は姿をあらわした
昼の時間に、占い師が興奮した様子で発言したのだ
｢…あぁ、そうやで。俺が黒、これで終わりや｣
ゾムはにっこりと笑い、私達に話しかける
｢たくさんおった人数も、もうこれっぽっちか…悲しいもんやなぁ、占い師さん？｣
占い師に笑いかけ、ご満悦なゾム
この占い師は人狼を当てることが出来ずに、どんどん惜しい命を犠牲にしていった
その言葉にさっきまでの興奮した状態から一変して、顔が暗くなる
まぁ、そうだろうな。占い師を最後まで信じ続けるしかない村人達を、これだけの人数にしてしまったのだから罪悪感でいっぱいだろう。
｢じゃ、もう終わりにしよ。もう投票開始していいやろ｣
その言葉と共に、設置された投票箱がウィーンと機械音を鳴らす。
私はどちらに票を入れるか迷っていた、村人側を勝たせたいのは山々だ。
だけど、私はこの村にいた期間にゾムを好きになってしまったのだ
それが例え人狼だとしても。私の気持ちは変わることはない。
紙にさらさらと占い師の名前を書き、投票箱に入れた。
村を裏切るような行為は本当はしたくない、でも私が死んでもゾムには生きてほしい。
目を瞑り祈る、どうか彼を助けて。
｢開票した結果、今日吊るされるのは占い師さんです。｣
えっ…と困惑の声が漏れる
占い師は、目をぐるぐると回し自分が殺される事に恐怖しているようだ
そのまま絶命し、口から泡を吹き出しながら死んでしまった
そして夜が訪れる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 383人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - ウケさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)褒めて頂き、嬉しい限りです！更新頑張らせて頂きます！ (2017年7月3日 21時) (
レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
ウケ - いつも更新楽しみにしてます！どの話も素敵で･･･更新頑張って下さい！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 8c0ab5ece7 (このIDを非表示/違反報告)
うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - たかちんさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)応援して下さっているなんて感謝感激です！今後とも精進するので、よろしくお願いします！ (2017年6月12日 17時) (レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
たかちん(プロフ) - いつも応援してます！更新楽しみに待ってました(^o^)トントンの小説わくわくしながら待ってます！！ (2017年6月12日 16時) (レス) id: d1b7bc89b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うぉっしゅ蜜柑 | 作成日時：2017年5月20日 2時
