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大晴side
なんて意気込んだものの、全然ダメ。空回りばっか。もう帰る時間や...
「送って行きますよ」
誠「いやええよ。朝も来てもらったし」
「いや、送っていきます!」
誠「いや、大丈夫やって」
「いや、送らせてください!」
誠「なんで?」
「僕がただそばにいたいっていうのはダメですか」
誠「ッ...// ええよ」
デートをいっぱいして、あっという間に1ヶ月経ってた。
今日は最後やから誠也くんおすすめの喫茶店で待ち合わせして、話すねん。
別れるのか別れへんのか。
カフェについたらもうすでに誠也くんは来とって、小走りで駆け寄る。
「待たせました?」
誠「いや全然待ってへんで」
絶対待ってたやつやん。もっと早よこればよかった。
2人とも注文をする。
俺は、カフェラテにサンドイッチ。
誠也くんはコーヒーにいちごタルト。可愛い
2人とも食べ終えて、いよいよ本題。
「誠也くん、もう1ヶ月経つんすけど、どうすか?俺のこと好きになってくれましたか?」
誠「まだ好きかは分からへんけど、いっつも頭ん中は大晴ばっか。これって好きなんかな...?」
その言葉だけでも嬉しかった。
誠也くんがまだリチャさんのことが頭ん中にあるのはわかってた。
時々写真を眺めながら愛おしそうな顔をしてたから。
でも、リチャさんのことを考える時間が少しでも減って、俺のことを考えてくれてる
それだけで十分やった
「じゃあ誠也くん、別れたいですか?」
誠「別れたくない。わがままやってわかってんねん。まだリチャのことが心に残ってんのに
本気で好きかも分からんのに付き合うのは。でも別れたくない。あかん?」
「…全然いいです!よっしゃー!」
嬉しかった。誠也くんがそう思ってくれてるなら十分。
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sueami - リクエストはこちらによろしくお願いします! (2月1日 22時) (レス) @page1 id: 8c0f2cdea1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sueami824 | 作成日時:2024年1月8日 23時