ウォヌくんと幼い子2 ページ12
(注意)ウォヌくんロリコン設定
ーー
「あぁ、あいつねー、ロリコンなんだよ」
「はっ！？ロリッ……」
思わず大きな声になってしまった。咄嗟に口を手で押さえる。
「ろ、ロリコンって…」
「A、もともと童顔でしょ〜？それにその前髪で、よりロリっぽくなったしね」
「………」
前髪を両手で押さえる。
だから思わず、声が出ちゃったんだと思うよ〜。
なんて恐ろしいことをほのぼの言うジュンくん。
何より私が恐ろしいのは…
「そんなに私、ロ、ロリコンの人が反応するほど幼く見えるかな……」
「「見える」」
「………」
あ、心が折れた。ぽきっ
黙って聞いていたサナも力強く頷く。
「しかもなんか抜けてるしね、アンタ。だから余計に」
「そうだねー背も低いし」
ジュンくん一言余計だよ……
ーー
「A、これあげる」
「えらいねA、よくこの問題解けたね」
「A、次移動教室だよ。迷子にならないように手、繋ごうか」
「A」
A
A
………
「……」
「わあ、A凄い顔」
「サナ、私はどうしたらいいの？」
用があればその都度する業務連絡のみの、ウォヌくんの寡黙も合わさった、1日数回程度だった私たちの会話はこの数日間で劇的に増加した。
…………ほぼ、ウォヌくんのよくわからない世話焼きだけど
「ウォヌくん、完全にAのこと妹か近所の小学生だと思ってるよ」
「だよねぇ……」
はぁ、窓の外を見ながら、ため息が漏れる。夕方の空はピンク色だ。
「この前の移動教室、ビックリしたよ。アンタウォヌくんに手引かれて出てくるし」
「そう、それなんだけど…」
この前の移動教室の時、迷子になるから。と言われて私の返事を聞く前にウォヌくんに手を繋がれた。
「それが、なんか、ね」
その時の、ウォヌくんの私を見つめる顔。少し口角が上がり、目尻が下がる。いつもの無表情ではない、初めて見る、ウォヌくんの表情だった。
「すごく、ね」
そしてごく自然に繋がる手。私よりひと回りもふた回りも大きな、しっかりした男の人の手が、私の手を優しく包んだ。
「かっこよかった、の」
その瞬間、心臓が跳ねた。
顔が熱くなった。
「………」
「だからなんか、やっぱりちょっと嬉しいかなーって……あれ？」
サナが私を見る目がなんだか、呆れてるような……
ーー
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ヤマシロ(プロフ) - rateさん» ご報告ありがとうございます！申し訳ないです(; ; ) (2016年7月26日 22時) (
レス) id: 78bb4ab01d (このIDを非表示/違反報告)
rate - オリフラがたってますよ (2016年7月25日 23時) (レス) id: 5a2aa250eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマシロ | 作成日時：2016年7月25日 6時
