水泳部の女の子とダンス部のスニョンくんの恋を知る夏のお話し ページ2
水泳部の女の子と、ダンス部のスニョンくんの、恋を知る夏のお話し。
A
天真爛漫。水泳部。水が好き。
ミヨン
水泳部。Aの親友。
つっけんどんな態度だが、Aのことが心から好き。
ーー
リュックを抱えて、椅子に浅く腰掛ける。
私の準備は万端。
視線を上げて時計を見る。
ーーはやく、はやく、あともう少し
先生が明日の授業変更の連絡をする。
数学と古典が入れ替わるだけだって、
もう！そんなのはいいから！
ーー窓の外で太陽が待ってる。
前の席のコヌも、私と同じようにチラチラ時計を気にしては、貧乏ゆすりをしている。
時計や、あと一周、がんばれ、もう少し。
ーー大きな青空が、待ってる。
委員会からの連絡？あるわけないで…は？美化委員？掃除しっかりやりましょう？
しっかりやってますー！大丈夫ですー！！
ーーあれが……あれが、私を待ってる。
「……ん〜じゃあ今日は終わろうかな、当番、挨拶ー」
「起立、さようならー」
「「「さようならー」」」
キーンコーンカーンコーン
終わりの挨拶と同時にチャイムが鳴る。
チャイムが鳴ると同時に、私は駆け出した。
コヌは勢いよく立ちすぎて椅子を倒してしまい、慌てて直している。
コヌお先に〜〜！
のろのろと立ち上がるクラスメイトの間を縫い、手を振りながらミヨンの席へ行く。
「みんな！ばいばい！また明日！ミヨン！行こう！」
「A、今日も走るのー？」
「も〜ちろん〜」
「A〜ミヨン〜ばいばい〜」
「部活がんば〜」
ふと、スニョンとも目が会う。
「スニョナも！また明日！部活頑張れ！」
「おう！またな！Aもファイティン！」
私とミヨンは勢いよく教室を飛び出して、廊下を走った。
先生の廊下は走るなー！という声を背中で聞きながら。
ーーまっててよ、プール！！
「いいな〜水泳部、今日プール開きかぁ」
今日は待ちに待った、我らが水泳部プール開きの日！
ーー
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ヤマシロ(プロフ) - rateさん» ご報告ありがとうございます！申し訳ないです(; ; ) (2016年7月26日 22時) (
レス) id: 78bb4ab01d (このIDを非表示/違反報告)
rate - オリフラがたってますよ (2016年7月25日 23時) (レス) id: 5a2aa250eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマシロ | 作成日時：2016年7月25日 6時
