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#125 あなたside ページ25
紫耀「読んだか？」
「よ、読んだけど....」
紫耀「ってわけだから。」
「ちょっと、”ってわけだから。”って、本当に帰るの...？」
紫耀「いつまでも渚沙の世話になれねーし。ずっと帰らなきゃっては思ってたから。」
(紫耀...)
紫耀「俺さ、ちょっと考えてることがあって。あの人にそれを伝えなきゃだから。」
「考えてるって...何？」
紫耀「それはまた後日、じゃあ、とりあえずまたな。」
「ちょっと、またなって...」
紫耀「心配しなくても、もう家出とか迷惑かけるようなことはしないから。」
「..本当に大丈夫なの？」
紫耀「大丈夫だって！渚沙は自分のことを考えろよ？アイツとせっかく仲直り出来たんだし！」
「....」
紫耀「おいおい、黙るなよ。」
「...ありがとう、紫耀。」
紫耀「ありがとうって、何が？」
「..色々と。」
紫耀「....俺は何もしてないって。じゃあ、また連絡するから。じゃな。」
「うん、またね。」
.
.
紫耀と離れるのは今回で何回目だろう。
今までなら、
自分を責めたり、紫耀に同情したりしてた。
でも、今回は違う。
自分のために後ろ向きな考えはしない。
それと紫耀のことも信じる。
”よし！”と心の中で気合を入れる。
気持ちを切り替え、
今日の一日をスタートさせた。
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秋風 - uhaaさん» コメント、ありがとうございます。最高だなんて言っていただけて凄くうれしいです！！作者としても感情移入してもらえる作品が目標でしたので、励みになります！これからも楽しんで読んでください。応援よろしくお願いします！！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: b4e59471fe (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - めちゃくちゃ胸が締め付けられました！！最高です！！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: 67f0042777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋風 | 作成日時：2019年10月3日 5時
