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#103 紫耀side ページ3
急に頭を下げて謝る渚沙。
＿＿＿俺は渚沙に何をさせてるんだよ。
こんなことをさせてまで、
俺は彼女のことを....
.
.
ずっと分かってた。
渚沙は俺のことは男として見てないんだって。
一線を越えた罪悪感から、同情で俺の隣にいてくれてるんだって。
それで全然良かった。
渚沙が俺から離れなければ...
でも、
渚沙がアイツを俺の目の前で追いかけていった時、
やっぱりそんなカッコつけたこと言ってられなかった。
今までのように俺の元には戻ってこなくなるって。
アイツに渚沙を奪われるって。
だから...
紫耀「...わざと置いておいたんだ。」
「....ん？何を。」
紫耀「俺の部屋のベッドの下にあった箱。」
渚沙は俺から離れ、驚いた表情を向けてくる。
紫耀「渚沙なら絶対にいつか見つけるって。
中を見た渚沙は心配して、絶対に俺のこと放っておけなくなるって思ったから。」
意図的に仕掛けたんだ。
「えっ、、じゃあ、中に入ってた錠剤は？」
俺は ”飲んでない” と横に首を振る。
.
.
汚い手、嘘を使ってまでも、
渚沙には俺だけを見て欲しくて...
俺の隣にいて欲しかった。
彼女の気持ちなんて無視して。
俺は自分勝手に、
彼女の弱みにつけこんで気持ちを操ってた。
だから、、
渚沙の人生を、幸せを壊したのは、
俺なんだよ。
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秋風 - uhaaさん» コメント、ありがとうございます。最高だなんて言っていただけて凄くうれしいです！！作者としても感情移入してもらえる作品が目標でしたので、励みになります！これからも楽しんで読んでください。応援よろしくお願いします！！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: b4e59471fe (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - めちゃくちゃ胸が締め付けられました！！最高です！！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: 67f0042777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋風 | 作成日時：2019年10月3日 5時
