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#114 ページ14
海「今日、うち泊ってっていいから。」
「えっ、そんなことできっ、」
海「俺がお姉ちゃんに怒られるから、泊って。」
「...さっきのやっぱり、海人のお姉さんだったんだね...」
独り言のようにボソッという渚沙に
海「これ。」
そういって、
お姉ちゃんから渡されたパジャマを差し出す。
「いやっ..泊まれないよ...これ以上、迷惑っ
海 ””帰るくらいなら、最初から来んなよ！！！！(大声)””
ついに俺の中で限界が来て、
渚沙の言葉を遮った。
海「さっきから、なに？迷惑、迷惑って。俺が言った？」
そう聞くと、
渚沙は小さく首を横に振る。
海「だろ？言っとくけど、渚沙が来てから一回も迷惑だなんて思ってないから。」
「海人...」
海「てかさ、正直自分でもよく分かってないっていうか。渚沙にヒドイことされたのに、
俺は今何やっちゃってんのって。お姉ちゃんまで巻き込んで何やっちゃってんのって。」
「...そうだよね...ごめん。」
海「いやいやいや、ごめんで済むと思ってんのマジ？(呆れ笑い)」
「ううん。」と首を大きく横に振る。
海「神宮寺に言われたの。頭で考えるよりも、実際に会えば気持ちがわかるって。
でも実際の気持ちは複雑すぎて....頭ぐちゃぐちゃだし...
ただ今自分でハッキリ分かるのは、渚沙にすげぇ腹が立つ。」
こんな夜遅く、俺は何を熱く語ってるんだろうと思いつつも、怒りが収まらない。
「...海人の言う通り。てか、怒ってくれるだけまだマシって思わなきゃ...
普通に考えたら、こんな女、嫌だし。気持ち悪いよね..それなのに私って...
もしかしたらまだ...なんて思って。数パーセントでも期待しちゃって....」
海「....っそういうとこだよ。」
「えっ...」
海「俺が渚沙に腹が立つのは.....そういうとこだって...」
「そういう...ところ(？！)」
俺は、
渚沙に近づいておもっいっきり抱きしめた。
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秋風 - uhaaさん» コメント、ありがとうございます。最高だなんて言っていただけて凄くうれしいです！！作者としても感情移入してもらえる作品が目標でしたので、励みになります！これからも楽しんで読んでください。応援よろしくお願いします！！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: b4e59471fe (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - めちゃくちゃ胸が締め付けられました！！最高です！！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: 67f0042777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋風 | 作成日時：2019年10月3日 5時
