今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:50,005 hit
小｜中｜大
#101 あなたside ページ1
今日、
久しぶりに一人になって、
今までのこと、これからのことを冷静になって考える自分がいた。
紫耀と向き合う時間が増えて行く中で、
私が感じた違和感は何なのか。
私は紫耀とどうしたいのか。
そんなことを考えていると、
昔の忘れていた記憶がふとよみがえる。
紫耀たちが家に引っ越してきたばかりの頃、
田舎で育った紫耀は、しばらくの間それが抜けず
都会のどこかで飛んでいた蝶々を採って帰って来た。
私が喜ぶと思ったのか、
自慢気に見せる紫耀。
反対に都会しか知らない私は
その蝶々が怖くて。
部屋で飛び回る蝶々に怯える私を
紫耀が茶化す。
そんな楽しかった記憶に自然と笑顔になった。
と、同時に。
(私...やっぱり........)
気づいてしまった。
＿＿＿＿紫耀と姉弟でいたい。
単純に
答えはそれだった。
単純だったけど、
今まで彼に対してしてしまったことへの罪悪感ばかりが表立って、
こういう単純な感情は無責任だってどこかで思って
無駄に遠回りしすぎて、いつからか気づけなくなってた。
どうして...もっと早く。
ううん。
今更でも遅くない。
今更だからこそ、
ちゃんと伝えるべきなんだって。
もう過ちを増やしたくない。
私の上に乗り、今にもキスをしそうな紫耀にむかって。
ハッキリ伝えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋風 - uhaaさん» コメント、ありがとうございます。最高だなんて言っていただけて凄くうれしいです！！作者としても感情移入してもらえる作品が目標でしたので、励みになります！これからも楽しんで読んでください。応援よろしくお願いします！！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: b4e59471fe (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - めちゃくちゃ胸が締め付けられました！！最高です！！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: 67f0042777 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋風 | 作成日時：2019年10月3日 5時
