勉 強 会 ページ5
はい。
絶賛テスト期間なうです。
そして受験勉強なうです。
そしていま私の目の前で座っているのは
幼馴染の凌
スポーツもできて顔もそこそこ、
みんなから 人気 もあるのに
何故か勉強はできない。
勉強できたら完璧なのにな〜。
でもそんな完璧じゃないところも
私の片思いの理由。
そう、わたしは物心ついたときから
凌に片思いをしている。
相手はそんなふうに思ってないってこと
知ってるけど…。
そして今行われてるのは私の部屋で勉強会。
毎回凌のテスト勉強に付き合うのが
恒例になっている。
最近は私も受験勉強で忙しいのに。
「なぁ〜、ここわかんねぇ〜」
『またぁ！？』
『あー、ここはこの公式をつかって…』
「おー！できた！
やっぱAはすげぇな！ありがと！」
『いや、凌がバカなだけでしょ。笑』
凌はみんなから人気あるから
よく友達にも
「Aって増沢くんの幼馴染なんでしょ〜？
羨ましいなーー！！」
とか
「ひょっとして
もう付き合ってるんじゃないの？」
とか
からかわれたりすることも多い。
まあ、嫌でもない。
でも片思いだからね。
「あ〜〜〜もうわっかんねぇ！
休憩にする！」
『もう？早すぎでしょ！
まだ開始してから30分しか経ってないよ？』
「いーの。ほーら、休憩、休憩。」
『全く…』
凌が休憩って言うから、階段を駆け下りて
キッチンにジュースを取りに行く。
コップを2つ取って、
その中に果汁100%の
オレンジジュースを入れる。
コップを持って階段を上がる。
その最中に私がオレンジを好きな理由を
ふと思い出した。
私は花が好きで、
花言葉を覚えるのも得意。
そして、オレンジの花言葉は、
゛純粋 ゛ ゛愛らしさ ゛
それが凌にぴったりな
感じだな〜って。
エアコンの効いた室内に入って
凌に1つ渡す。
「Aって本当にオレンジすきだよな〜。」
『うん。大好き。』
「へへっ笑」
そう言い無邪気に笑うキミ。
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作者名：み か ん | 作成日時：2018年8月22日 2時
