10 ♪ スキとキライの天秤 ページ10
ーーーピピピピピピピッ！ …カチッ。
「…ん……」
カーテンの隙間から差し込む日光に嫌悪感を抱きながら、薄目を開く。
「…あ。もう８時かぁ…」
起きなきゃ、と思ったけど体は動かない。
昨日のトキヤ君の言葉が頭の中をグルグル回って、ひどく気分が悪くなった。
『それに…レンがそう言ったとはとても思えないですから』
あれは…どういう意味だったんだろう…？
昨日から考えてるけど、トキヤ君が言ったことは私にはわからない。
「…ま、いいや。それよりお腹空いたぁ〜」
今日は土曜日で授業は午前中だけ。
お昼は外に食べに行く人が多いから、いつも混むカフェテリアは、毎週土曜のランチタイム限定で空く。
つまり、いつもは食べれない限定メニューが頂ける…というわけ。
「〜♪」
上機嫌になった私は身支度を済ませ、部屋を出て、教室に向かった。
ーーーまではよかった。
しかし。結果的に私は、その日のお昼にカフェテリアに行くことは叶わなかった。
なぜならーーーー
？「藍澤さん」
(…？)
？「この後、ちょっと話があるんだけど…」
(この子…確か佐々原さん？)
クラスの権力者に、声を掛けられたから。
でもなんで私ーーーーーー
(………ちょっと待って。これってまさか…；)
佐々原「授業が終わったら、校舎裏まで来てよ。待ってるから」
「あ…え、ちょっ……!？；」
(…えぇーーーーー…)
これは…まずい気がする。
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緋桜霧月 - 葉月さん» 読んで下さってありがとうございます。亀更新になると思いますが、頑張ります！ (2016年2月25日 23時) (
レス) id: 6ef3653dc5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 続きを楽しみに待っています！頑張って下さいね^ ^ (2016年2月21日 23時) (レス) id: 2fafdf7df1 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃん - 続きが… 楽しみにしてます♪ (2015年5月6日 22時) (レス) id: 36f605e37d (このIDを非表示/違反報告)
カヅサ(プロフ) - 続きがすごく気になります！頑張ってくださいヾ(*´▽｀*)ﾉ応援してます！ (2015年5月6日 18時) (レス) id: a768eb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋桜霧月 | 作成日時：2015年4月5日 20時
