十四話 ページ15
今日は職員会議で全クラブが休みだった。
普段、私は吹奏楽部で梨子と帰ることができないので久し振りに一緒に帰れる。
とは思ったが。
「梨子一緒に…、」
「ゴメンねA、今日大吾君と帰る約束しとって。」
「あぁ、うん。ええよ。そら彼氏と帰るのが当然やからはよ行ったり。」
「うん、じゃあまた明日！」
朝の元気のなさそうな梨子はどこへ行ったのやら、嬉しそうな笑顔で走り去って行った。
いつのまに呼び名も変わっちゃって。
私は友達や高橋君の言葉を思い出した。
“勿体無いですよね、西畑先輩も。A先輩のほうが面白くて、話しやすいのに。”
“正直Aと西畑君の方がお似合いやと思うんやけどな。”
「………お似合い、なぁ。」
私はそうは思った事なんか無い。
寧ろ梨子の方が可愛いし優しいし、私なんかよりよっぽど良い子。
とは思っても、やっぱり心の奥底にある黒い感情は消えてはくれなかった。
「………今日梨子と帰らんで良かったかも。」
今日もし一緒に帰ったとしたら、その黒い物がどんどん増幅しそうな気がする。
「帰ろう。」
そう思って教室を出た時、誰かに声をかけられた。
「小島さん。」
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みぃ☆ - 良くんの格好よさが、存分に出てる！読んでて、ニヤケが止まらんっ！ (息子2人が出てくるとこの、みっちーの漢字、間違えてますよ！駿佑です！佑が、裕になってます。これは、関ジャニの横です。) (2019年10月5日 21時) (
レス) id: 38f9af8661 (このIDを非表示/違反報告)
天巫 - このお話死ぬほど大好きで何回も何回も読み返してます！番外編とか読んでみたいです！ (2019年3月24日 23時) (レス) id: 9bb5c2db85 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ畑(プロフ) - るるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年9月26日 22時) (レス) id: 645df33719 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 続きがとても気になります!また更新して下さい! (2018年9月8日 15時) (レス) id: c42a8fa214 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ畑 | 作成日時：2018年4月6日 1時
