おれと魔法学校 (ページ5)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:1,322 hit

組分けページ5

やっとこさほぐわーつに着いた。やれやれ。これから組分けを始めるという。

みどり、あか、あお、きいろ。

寮によってイメージカラーがあるらしい。おれ、緑がいいな。

「コウ・フジサキ!!」

俺の名前が、呼ばれた。逆さまに呼ばれるのは不思議な気分だ。

ざわっとしたトタン、しんと静まりかえった。なに、おれ、なんかやらかした？

「ほぅ。これはまたおもしろい。母親にも、父親にもよく似ておる。」

「どうも」
父親と言われても面識ないのだけど。

「ウ～ム…お主は難しいな。両親はグリフィンドールだったが、二人ともスリザリンの資質も持ち合わせておった。お主はどこにいきたい？」

「おれ、緑にいきたいっす。」

「うむ、スリザリン!!」

俺が緑の席に向かうと
純血か？みたいなことを聞かれた。なんだそれ。とりあえず日本人の処世術曖昧微笑みでその場をのりきる。

途中金髪のガキ大将みたいなのがやって来た。

「僕はドラコ・マルフォイだ」

「おれは藤咲コウだ」

「…フジサキは東洋出身か？」

「あぁ。日本からきたんだ」

なんてやりとりもあり、思ってたよりこの緑のグループはお坊ちゃんお嬢さんが多いらしい。立ち振舞いとか仕草が上品だ。奥の赤いなんちゃらドールとかいうグループはノリのイイにぎやかで大違いだ。ま、平和に過ごせるのならそれに越したことはない。