おれと魔法学校 (ページ3)

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俺、イギリスへ行くってよページ3

うぃ。１１歳の誕生日にイギリスのほぐわーつとやらにいくことになった藤咲コウです。

あのあと母さんは両手をすごい早さで動かし口から火を吹いた。実はこの母さんミステリアスなのだ。かれこれ１０年共に過ごしているがよくわからんところがあるのだ。家は神社の家系だとかいってたが。俺も念能力で、ありえないことしてるからなんとも言えない。何より気にしたらダメなのだ。

そうして手紙を文字と燃やし今度は口から水をだす。鎮火だ。だが、スルー。気にしたらダメなのだ。

「…さて、と。そうなったら準備しなきゃね。―――――アクシオ、リュック」

母さんが、木の棒を軽くふるとどこからか荷物が飛んできた。

「はい、これ、今日からコウのよ。…私のおさがりもあるけど好きに使っていいわよ」

「わかった」

「このリュック何でも入るから便利よ。私が作ったのよ」

ほんとだ。リュックと入ってた荷物の量があわない。これ、四次元ポケットみたいだ。しかもなかなかいけてるデザイン。気に入った。

「教科書も、ね。あと杖はあるから」

「杖？」

「＿＿＿ああ、コウには説明してなかったかしら。コウがよく刀にして遊んでるそれ、魔法使いの杖なのよ」

マジかアア!!おれ、ただの木の棒だと思ってました。

そうして小学五年生の夏休み俺はイギリスへと旅立つのでした。