おれと魔法学校 (ページ2)

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目覚めたらページ2

拝啓、神様…おれは何故また生まれ変わってるのでしょうか…

現代日本で、好き勝手にオタクしてたあのとき、どういうわけか狩人の世界に来てしまった。…はじめの頃はミーハー心もあいまってひゃっはーと浮かれていたわけだが、いつのまにやら念能力を身につけてしまい、死亡フラグ満載の生活を送るはめになった。

そしてかれこれ…何があったかわからんが赤ん坊になった。おいおい…突然すぎる。まあ、そのときの俺の反応といえば、帰ってきた!!って思った。そりゃあ心のそこから安堵した。平和日本！ビバ、日本！

って思ってました。…だが、後ろから迫る手紙は一体なんだ。母さん、笑ってないで助けてくれ。念能力で、よくわからない幼い頃に渡された木の棒を刀にかえる。バシッバシッ…切り捨て御免よろしく切っていくがなんだこの量。ありえねぇだろ。新手のストーカーか？そのうちの一通を母さんが手に取り、手紙はおさまった。これ、誰が片付けするんだ。

そして俺に手渡す。いい笑顔で。こんな怪しい手紙受けとりたくない。が、後が怖いのでおずおずとなかみをあける。

「…ほぐわーつ？」

何だか聞き覚えのあることば。…だが、嫌な予感がする。ものすごく。

「やっぱりコウにも届いたのね」

母さんが思案げに手紙を読む。何故かって？俺は英語が、読めないんだ。

「コウちゃん」

びく。母さんがコウちゃんと呼ぶのはわけアリのときだ。

「今年からイギリスの学校に通うことになったわ」

Oh no.

何てこったい。

それは俺の十一歳の誕生日のことだったのでした。