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「 名前はAです。魔法使いとか、この世界の…その [ 大いなる厄災 ] とか、全然分からないし、省かれ者だと思いますが、お世話になります 」
お辞儀をして、また席に着くと、白髪の青年が酷く悲しそうな顔をしながら私にゆっくりと頭を下げた。
「 申し訳ありません、Aさん。私はアーサーと申します。私たちは貴方をその様に省かれ者だなんて思っていません。気楽に、楽しくこの世界で過ごして下さい 」
「 そ、そんな… 」
何だか王子様みたいな人に頭を下げられてしまって、こっちが申し訳無くなってくる。
「 そうさ、そんな風に自分を蔑まなくて良い 」
お医者さんであろう、青髪の青年はそう言いながら、優しい笑みを私に向けた。
「 Aさんにはまだこの世界について説明してなかったですね 」
「 そうじゃな、混乱するのも無理無い。賢者よ、説明を頼まれてくれぬか？ 」
「 勿論です！」
年に1回やって来る、 [ 大いなる厄災 ] に備えて 東西南北中央の選ばれし 賢者の魔法使い が存在する事。前回の厄災では、これまでに無い厄災の力で数人の犠牲者が出た為、それぞれの国の魔法使いがこの魔法舎で共に暮らしている事。賢者は世界各国から入れ替わりで選ばれ、この世界にやって来る事。
色々教えて貰った＿＿＿＿ じゃあ私は何なんだろう？何でこの世界に…？謎は解けないままだなぁ
「 浮かない顔だね〜A！笑ってた方がずっと良いよ！ほら、笑って笑って〜 」
いきなり私の目の前に現れたかと思えば、ほっぺたを人差し指でグイグイとムルが上げてきた。
「 ちょ、ちょっとムル、、！いたたっ、」
「 あははっ、間抜けな顔ですね 」
赤髪の背の高い青年に壮大に笑われた…、周りの魔法使い達もくすくす笑っているのが視界に移る。
「 ふふ、そうですね… 難しい事はあまり考えないようにします！ 」
話がひと段落付いた所で、スノウとホワイトの指示が入ると、魔法使い達はそれぞれの部屋へと戻っていった。
私の部屋は晶さんの隣の空いている部屋を使わせて貰う事になった。
スノウとホワイトが ノスなんとか って言ったら埃が一瞬で無くなって家具とか部屋着まで現れたなあ、
取り敢えず
「 魔法はとても便利…っと 」
晶さんに勧められて私も賢者の書擬きを書き留めて、何だか不思議な気持ちに駆られつつ、ゆっくりと眠りに着いた
これが私の摩訶不思議で可笑しい日常の始まり
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rufu(プロフ) - No.3さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！モチベになります、嬉しいです…！ (2023年1月29日 0時) (
レス) id: e99adfba6e (このIDを非表示/違反報告)
No.3(プロフ) - カインが天才的にイケメンしてる…書き方上手ですね！！ (2022年7月7日 7時) (レス) @page26 id: 5d07dd0044 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - *ゆきうさぎ*さん» お返事遅れてしまい申し訳御座いません…！ありがとうございます！とても嬉しいです…！更新も出来ればと思っています。ありがとうございます…！ (2021年6月14日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - すっごく好きです…！！最近まほやくにハマったのですが、まほやくの夢小説ってなかなかなくて…。更新いつまでも待ってます…！ (2020年7月14日 14時) (レス) id: f13975ef27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rufu | 作成日時：2020年2月16日 2時
