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予備警察官 ページ8

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無事財閥のお陰でスポンサーになれたらしくご機嫌の園子ちゃんと京極さん。園子ちゃんはこっそりホテルも同じ所にしたらしく、その名前を聞くとマリーナベイ。しかも私もそこを予約していたという偶然にコナン君は苦笑い。

そんなこんなで毛利さんも連れ、全員でホテルに向かおうと歩いていた時____

「 毛利さん!毛利小五郎さんでいらっしゃいますね!」

爽やかな笑顔を振り撒いて此方へ走ってきた男性。シンガポールの人なのに日本語が凄く上手だな…

「 お、おぉ如何にも、毛利小五郎です。…えっとどちら様?」

「 僕は予備警察官のリシ・ラマナサンと言います!父が日本人でして、毛利さんの大ファンなんです!」

人が良さそうに手を差し出す彼に毛利さんは鼻の下を伸ばして良い気分に浸っているっぽい。
予備警察官か…でも…

「 如何して毛利さんがここに居ると分かったんですか…? 」

「 あっ、えっと… 」

私が急に問い出したのに吃驚したのか、糸目の彼はキョトンと私を見つめる。

「 鋭いですね…何でかと申し上げますと、大体海外から来る方はマーライオン像に居るんですよ 」

「 成程 」

すると彼は徐にスマートフォンを取り出し、深刻そうに私達に写真を見せた。

「 実は毛利さんには、此方の事件について一緒に捜査をお願いしたいと思いまして… 」

「 あぁー!駄目駄目!!俺は今そういうのは… 」

毛利さんが面倒くさそうに断ろうとすると、すかさず工藤君が耳打ちする。いいお店を紹介して貰えるだのなんだの聞こえて来る。

「 はは、単純 」

私がそう言うと、コナン君も呆れた目を2人に向けていた。

毛利さんがとても上から目線に捜査を引き受けると、リシさんは写真を使って順を追って説明を始めた。何でも、空手大会で優勝すると手に入れられる、宝石 紺青の拳が埋められたベルト を奪います。という怪盗キッドの予告状があったのだそう。

って犯人此処にいるじゃん。

「 キッド、毛利さんを勧誘する事って貴方の敵を増やしている事になるのに大丈夫なの? 」

「 はは、Aさん心配してくれるの? それは後に分かるから今は言わないぜ 」

キザにウインクを飛ばされて、無性に腹を立てていると何処からか視線を感じた。リシさんだ。

「 …? 」

私が彼を見つめて首を傾げると、
彼は笑顔でウインクを飛ばしてきた。

一瞬薄ら開かれた彼の眼に唖然としたのは何故だろうか。

馴れ初め→←無配の天才



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西領ふそそ - めちゃくちゃ続き楽しみです!!( (2020年4月18日 21時) (レス) id: 7a4fd9fb97 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 更新頑張ってください! (2020年4月18日 10時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rufu | 作成日時:2019年5月7日 0時

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