出会い ページ3
____
「 マーライオンだ… 」
飛行機に揺られ数時間、無事シンガポールへと到着した私は、1度お目にかかりたかったマーライオン像があるスポットにいた。小学生以下の感想を口にした後、同じ署である降谷さんや風見さんへ自慢してやろうとマーライオンをスマホのカメラでフレームに収める。
本当にシンガポールへ来たんだという余韻に浸っていると聞き覚えのある声が聞こえた。
「 大きいね〜!! 」
反射的に目をやると、空港で見掛けたあの高校生と大人組がマーライオン像を見ていた。真逆行き先が同じとは。
人の出会いは面白いものだなと思いつつ、先程撮った写真を降谷さん達に送ろうとスマホに目を向けていると、情けないことかスーツケースに躓いてしまった。
「 うわっ!? 」
ドテッ という重々しい音と共に私は地面に叩きつけられ、スマホはそこら辺に転がった。マジで情けない。これが公安警察のやる事なのか。と心の中で反省しつつ、スマホに支障が無いか確かめていると
ジジッ ジジジッ
「 えっ 」
そんな事があるものか、躓いたスーツケースがひとりでにファスナーを開けている。日々の仕事の疲れで頭がおかしくなったかな…? そう思っていると。
「 ここは何処だ…って、うわぁ!? 」
「 は? 」
なんとスーツケースの中から小学生くらいの男の子が出てきた。マジか。
目を点にさせていると、男の子は私を気にするどころでは無いのか、自分の手を見てはびっくりした顔をしている。
それにしてもよく中から出られたなこの子…。
135人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
西領ふそそ - めちゃくちゃ続き楽しみです!!( (2020年4月18日 21時) (レス) id: 7a4fd9fb97 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 更新頑張ってください! (2020年4月18日 10時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rufu | 作成日時:2019年5月7日 0時