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「きれいな…なんでこんな触ってたくなんねやろ。なぁ。きれいやで、隆平…」

甘い囁きと甘い愛撫と。敏感なところを探して這い回る舌。もう限界だと思っても、すぐに体が疼き出す。

「欲しい?」

「ん…」

「ちゃんと言うて。」

「…好き。」

「ふふ。そっち?」

「好き過ぎて、わけがわからへん…」

大倉さんの目の奥が光る。格好いい。貪るようなキスにしがみついて、何度も好きと繰り返す。

「俺も。」

耳もとの声と鋭い刺激が頭の奥を痺れさせる。ただ動物のように声を上げて、与えられるものに身を任せながら大倉さんを見つめる。

愛し合うってこういうことなんや。自分勝手に突っ走るんじゃなくて、こうやって二人で積み重ねていくんやな。

頭が真っ白になる。二人でキスを交わして、見つめあって、笑顔になって。大倉さんと二人のルーティーン。なんて幸せな時間なんやろ。

「べたに温泉かな?」

突然大倉さんに聞かれて反応できないでいると、そっと頬を撫でてくれる。

「旅行。来週、二人での初旅行。」

「わ…」

「はは!また出た。」

「め、めっちゃ楽しみ!」

「ふふ、そやろ?」

「うん!どこ行こ…どこがいいやろ…」

「ん〜…眠い。」

「確かに。」

大倉さんに包まれる。しばらくすると大倉さんは夢の中。深い呼吸に落ち着いて、僕もすぐに追いかける。夢の中でも一緒にいてくれるやろうか…

日曜日の朝は、昼近くまで二人でゴロゴロしながら眠りの間を行ったり来たり。ようやく起き出して簡単に昼を作り、そこからは何となく自由時間。それぞれしたいことをして過ごすんやけど、

「隆平、来て。」

と言って、大倉さんはよく僕のことを呼ぶ。特に用事はないことが多くて、隣に座ると僕にもたれてスマホを見たり、テレビを見たり、何ならそのまま眠ってしまうこともある。そうやって甘えてくれるのが物凄くうれしいし、次第にそれが普通になっていた。

「な、ここにしよ。」

「キャンプ?」

「グランピング。」

「あ、ちょっとリッチなキャンプか。」

「リッチというか、まぁ、そやな。キャンプとは言えないんちゃう?ちょっとした開放感と料理と。温泉も近くにあるらしいし。俺、虫は無理やけど、これやったらいけそうや。自然にふれたいやろ?」

「ん。」

「よし、決まりー!隆平〜楽しみやな。」

ぎゅうーっとされてそのまま押し倒される。でも、しばらくして顔をあげた大倉さんは少し暗い表情。

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orange(プロフ) - いつもありがとうございます。この場所があって、たくさん倉丸ちゃんに浸れるので、日々の活力になっています。また見に来てください! (2023年1月23日 22時) (レス) id: 12b1e8c154 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - お疲れ様でした。いつも物凄く楽しみにしています、この二人のお話が少ないので強火の倉丸担オタクとしては最高に嬉しいです。次回作も楽しみに待ってます。 (2023年1月23日 8時) (レス) @page32 id: 46c9530258 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:orange | 作成日時:2023年1月7日 21時

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