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「というわけや。…おい、聞いてるか？」
「あ、はい。…長かった。」
「すごかったな…。やっぱりおとぎ話やん。」
「たっちょん、めっちゃかっこよかった。」
「マルもめっちゃかっこいいし可愛かったで。」
「ふふ、照れる…」
「おーい！イチャつくな。」
「だって新婚なんです。」
「知らんがな！」
「ヒナ、まぁ、ええやん。あの２人も所構わずイチャついとったし。」
「ほんまあいつら、いつまでもいつまでも、死ぬまでイチャついてたからな。」
「え、村上くん、長生きしたんですね。」
「いや、書の語り部になってから知った。そんなもん死ぬのは年齢順や。」
「そうなんや…。でも、いつかたっちょんと別れるなんて…ｳｯ…」
「マル…」
たっちょんが優しく抱きしめてくれる。
「だからイチャつくな。お前らはこの星がある限り何度でも巡り会う。」
「でも、別れはあるってことでしょう？」
「まぁ、そりゃあな。」
「ｳｳｯ…いやだ…」
「わがまま言うな！」
「マル、よしよし。そんな悲しまんと、せっかくまた巡り会えたんやから、楽しく過ごそう？」
「たっちょん…うん。」
「はいはい。それでやな、お前らが今住んでるところは、当時の忠義様の別荘があったところや。」
「あ、お母さんがおられた…」
「そう。ほんで、ゴッドシティが今も首都やわな。」
「はい。」
「神の国がサンターニャという国の近くか…」
「そういえば、あの近くに開発困難の山岳地帯があるわ。航空写真で調査されたことがある。確かに、森の奥深くに大きな池があった。」
「開発困難…。ほんなら神の池は無事ということやな。」
「そう…ですね。わざわざそこを開発する必要がないくらい、あの周辺は資源が豊富です。」
「じゃあ、お前らかな…」
「え？」
「それかラッキーバージョンか…」
「ラッキーバージョンちゃうか？平和そうやで。」
「神の御子は世界の危機か、存続の危機にあらわれるけど、たまに２人でイチャつきたくて甦るという、うっとおしいタイミングがある。」
「うっとおしいて…」
「それやな。」
「それやろ。」
「でも、周りの人が狙われたりはしています。」
「そのくらいはあるやろう。そんなもんちゃうからな、もっと大変なときは。」
「そうなんや。」
「あのあと、りゅうは神の御子にあったことをまとめて、未来を問いかけ続けた。」
「未来を？」
「ん。地域の開発やなんやしながら、大忙しの中やったな。」
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orange(プロフ) - kkoyanagiさん» いつもありがとうございます！感想いただけてとてもうれしいです。また頑張ってみます！ (2022年1月27日 19時) (
レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 完結お疲れ様でした。でももうこの２人のイチャこらを読めないのはめちゃ寂しい。ぜひぜひ次作をよろしくお願いします、楽しみに待ってます。 (2022年1月27日 8時) (レス) @page38 id: 46c9530258 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - kkoyanagiさん» ありがとうございます！まさかコメントをいただけると思っていなかったのと、丁寧なお言葉に、ものすごく癒されました！！こんな拙い文章で申し訳ないですが、読んでいただけてうれしいです。 (2022年1月22日 13時) (レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - モヤモヤした気持ち、少し分かるような気がします。その中で更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています、orangeさんのペースでの更新待ってます。 (2022年1月19日 8時) (レス) id: 46c9530258 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 星がなんぼあっても足りない…… (2021年9月15日 8時) (レス) id: 46c9530258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：orange | 作成日時：2021年9月3日 7時
