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久しぶりの我が家。父さんとも久しぶりに会って近況を報告しあう。そうや大倉…
「大倉？今日はありがとうな。マルの事も。」
電話をしながらソファに横たわる。
「あぁ、全然。俺にとっても友達やし、仲間やし。気にせんといて。」
「仲間ねぇ…。大倉、マルのこと好きになった？」
「…」
「直接聞きたかったけどマルがおったし。…惚れてもーた？」
「はぁ…。」
「なんや？」
「亮ちゃんこそそうなんやろ？昔からちゃうん？」
「俺は…確かに昔はそうやった。」
「嘘や。今もそうやろ？」
「厳密に言えば、マルに会えばめっちゃときめくよ。初恋の人やもん。でも…過去に好きやった人。今は俺、向こうで恋人がおるし、結婚も考えてる。」
「そうなん！？」
「うん。俳優だけじゃなく色々してて金には困ってないからな。それよりお前や。」
「俺は…」
「なんや、迷ってんのか？」
「いや。完全に落ちてる。もう女とも全然付き合ってないし。」
「お前が！？」
「うん。全然気持ちが動かへん。」
「それは…よっぽどやな。」
「そうやな。すばるくんと別れるって辺りから、ほとんど毎日連絡してるし、晩飯も食べに行くし。会われへんときはしらんうちにため息ついてる…好きやって気づいてから、底無しに好きになって…」
「お前…めっちゃ恋してるやんけぇ！」
「…はぁ。なんか…ちょっと聞いてもらえて楽になったわ。」
「そうか、苦しかったな。いつでも聞くし、遠慮せんと連絡してこいよ。」
「ん。ありがとう。」
「マルは…もう懲りてる感じやなぁ。」
「そう思った？」
「うん。すばるくん、ほんまにやってくれたわ。」
「先輩としては尊敬してるんやけど、マルのことってなると許されへんとこがあるわ。」
「まぁ…すばるくんも悩んだんやろ。優しい人やし、ただマルとはうまくいかへんかったんや。」
「そうやけど…」
「あの頑なな心をどう動かすか…。」
「別にどうにかなりたいってわけちゃうねん。ただマルが幸せな顔で笑ってくれてたら…」
「でもお前、その隣に自分以外の奴おったら嫌やろ？」
「嫌や〜！！」
「ふふっ。まぁ、応援したる。そうやな…俺がおるんやし、お前ちょっと忙しいふりして連絡すんのひかえてみろ。」
「え〜…なにその初歩的なやつ。」
「初歩が効くんやって！俺２週間はおるし、1週間目標にやってみーや。」
「亮ちゃん…まさかその間に…」
「あほか。」
「…我慢できるかなぁ…まぁ…やってみる。」
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orange(プロフ) - ありがとうございます！コメントをいただけてとてもうれしいです。更新、少しのんびりしますが、よろしくお願いします☆ (2021年4月24日 18時) (
レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
akao(プロフ) - はじめまして^_^いつも更新楽しみにしています☆2人がどうなっていくのかワクワクしてます^_^これからも更新無理なく頑張ってください^_^ (2021年4月21日 19時) (レス) id: 078dcaab9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：orange | 作成日時：2021年3月21日 20時
