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「たぶん。そんなんすぐ連絡くれるし。」
「一応…いや、とにかくなんもせんとちょっと待っとけ。」
「え、うん…」
隆平、どこ行ったんやろ…。こんな遅くに何も持たんと。どっかの変な奴に絡まれてるんちゃうか。…あかん、やっぱり探しに行かな！あ、すばるくんから…
「もしもし。」
「おう！見つかった！」
「へ？」
「マルおった。瞳とおる。」
「え！なんで…」
「偶然拾ったらしい。変な男に絡まれとったって。」
「ええっ！！」
「泣きまくってずぶ濡れで、とにかく車に乗せて保護したって。」
「すぐ行くわ！」
「いや、話してから連絡するから、探さんといてやって。」
「は？そんな…」
「まぁ、瞳に任せとけば大丈夫や。連絡くるまで待っとけ。連絡先教えたで。」
「あ、うん。えと…」
「心配せんでええわ。連絡来たら迎えに行ってやれ。」
「でも…そんなん待ってられへん…」
「そんなこと言うてもどうしようもないやろ。まぁ、待っとけって。」
「…」
「色々考えてもーたんやろ。マル、ほんまにかわいいなぁ。」
「は？」
「女が電話に出たくらいで、絶望して泣いてるんやで。なんやこう…守ってやりたくなるやないか！」
「…やめてくれる？」
「ふんっ！お前より先に出会ってたら、俺がこんな思いなんてさせてへんわ！」
「ｸﾞｯ…俺…」
「おい！本気で落ち込むな！ビビるやんけ。」
「だって…」
「まぁ、そんだけあいつにとったらお前がすべてなんや。ちゃんと守ってやれよ。」
「わかってるし！…すばるくん、ありがとう。」
「ん。まぁ、キャバクラ行ったくらいでパニックになられたら困るから、そこは成長してもらえ。」
「そうやな。ごめんな、瞳さんまで巻き込んで。」
「そんなもん気にすんな。」
「うん。ありがとう。」
「おう！」
あっさりと電話が切れる。ほんまに気持ちのいい人やな、すばるくん。はぁ…よかった。隆平がどこかに行ってしまったら、そんな恐ろしいことはない。とにかく無事でいることに心底安心してソファに座り込む。
「何を話してるんやろ…」
一瞬で酔いがさめて、恐怖が襲ってきて、隆平の存在が大きいことに改めて気づかされる。いつも想ってるんやけどなぁ。
「伝わってないんかな…。」
あんなに愛し合って、いつもたくさん話をしてるつもりやのに。隆平…自分に自信がないってよー言うてるもんな。隆平ほど魅力的な人、いてないのに。
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orange(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて本当にうれしいです。またよろしくお願いします。 (2021年4月17日 20時) (
レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - kkoyanagiさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてよかった！丁寧な感想にうれしくなりました。またよろしくお願いします。 (2021年4月17日 20時) (レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。強火の倉丸担なので更新が楽しみで楽しみで終わりが悲しくて寂しくて明日からどうしましょう。これからも楽しみにしてます。 (2021年4月17日 16時) (レス) id: 6da43e11fb (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 更新を楽しみにしてました。これからも楽しみにしてます。 (2021年4月17日 14時) (レス) id: eb9a4761a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：orange | 作成日時：2021年4月8日 19時
