缶ビール

八杯目 ページ8

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「これは幻覚か…？」



ヨコタさんが言っていた言葉を使ってみる




な「幻覚ではない、けど、え、こんな人入るの？」


「やっぱり幻覚なんだよ！！！」


な「や、でもあそこに先輩いる」


「あ、ほんとだ」




あまりの人の多さに調子のりまくりそうです


私たちの出番まで後少し


緊張を少しでも和らげようと意味もなく歩き回る


あまり迷わないように同じところをいったりきたり




「大丈夫やぞ自分。大丈夫…っ！」


オ「っくりした、すいません、大丈夫ですか？」


「あ、いや！こちらこそすいません、！」


オ「あ、さっきの、えっと…」


「戸田です、戸田Aって言います」


オ「あ、戸田さん。もう出番ですか？」


「そうです、オカザワさんは…？」


オ「メンバー探してて、このライブ見るっていってたし」


「そうなんですね」


オ「ってか俺の名前知ってはるんですね」


「えっ、だって…「A！？」


な「あ、A！なにやってんの！もう出るよ！」


「あ、え、わかった！ごめんなさいオカザワさん、行きますね」


オ「あの！！」


「はい？」


オ「頑張ってください、」


「あ、ありがとうござ…「A！」




なつこ邪魔！とかじゃなくて、


オカザワさんと喋っちゃった


冷静すぎる自分に驚く


笑った顔結構かっこよかったな


なんて、頭の中は冷静でも





な「え、顔真っ赤だけど、どしたの！？」


「あ、え、え？？」


な「大丈夫？もう出番だけど…」


「大丈夫！！はは！！」




ダメだ、集中しよう








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「頑張ってください、だって、うふ！」

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