始まりの景色【free!】 (ページ8)

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ーAsideー

昔通ってたスイミングクラブに来た

スコップを持ちながら真琴言う

真琴「結構、荒れてるね…」

渚「はい、これ一応」

渚はなんか白っぽい粉っぽいものを見せてきた

渚「お清めの塩」

真琴「塩？」

渚「実はここ出るらしいんだ」

真琴「脅かすなよ」

渚「ほんとだよ！」

真琴「えっ！？」

渚「この間も、影が動くの見たとか
すすり泣く声が聞こえたとか…」

まことみるとめっちゃビビってた

まぁ、無理もないよね。

真琴に塩？をかけて

渚「次ハルちゃん！」

次にハルに塩をかける渚

渚「最後にA！」

なんか私までかけられた

するとハルが

遙「おい」

真琴「ど、どうしたの？」

遙「これ、塩じゃなくて砂糖…」

そう言いながら渚が塩って言ってた

白っぽい粉っぽいものを舐めたハル

渚「まぁ、こういうのって
気持ちの問題だし、塩でも砂糖でも
どっちでもいいよね！」

遙「…ベタすぎ」

貴「塩と砂糖って結構違うよね」

真琴「ボケとしては個展的すぎるよね」

《ｶﾗﾝｯ》

真琴「え！なに！？」

なにかの音に反応して

まことはハルの後ろに隠れた

すると

渚「空き缶…蹴飛ばしちゃった…」

困ったように言う渚

真琴「お前…
わざとやってるだろ！！」

渚「まこちゃん昔から怖いの無理だよね」

真琴「知ってるならやるなよ！」

渚「ごめんね？」

貴「渚はまことの逆で好きだよね
ホラー？ってやつ」

渚「うん！好き！Aは？」

貴「ふつー」

渚「えー、つまんないー！」

渚「あー、懐かしいー！」

真琴「中は思ったより荒れてないね」

渚「ここは…」

真琴「休憩室だ…」

まこととハルはその場でキョロキョロして

それを見てると

渚「はやくはやく！」

渚に言われて渚の方へ3人で行くと

渚「みてみて！これ！
僕達がリレーで優勝したときの写真！」

そこには5人で写ってる写真があった

あれはよく覚えてる。

『見たことのない景色見せてやる』

『これは俺達5人でとったものだから
誰か1人が持って帰るのはおかしいと思うんだ
だからこうやってタイムカプセルにして
大人になったら掘り起こそ！
ロマンチックだろ？』

「ハル？A？
ハル！A！行くよ！？」

遙「お、おう、行くぞ、A」

貴「あ、うん」

ハルは私の手を引きながら歩く

昔から変わらないハル