王子と姫の物語３【夢色パティシエール】

129話 ページ32

【病院】






天野「うわぁ、立派な病院だね」


安藤「この辺りで1番大きい病院だよ」


樫野「…安藤、花房、俺とA…」


安藤「わかってる
樫野とAはここで待ってて」


花房「じゃあいちごちゃん、行こっか」









天野と安藤と花房は病院の中に入っていき









それを見たAと樫野はふぅ…と溜息をつく









樫野「…あそこで待ってるか」


貴「…うん」





そう言って病院前に座る２人






ショコラ「樫野、A何を考えてますの？」


樫野「別に」


貴「うん」



ショコラ「ﾑｶｯ!樫野！A！
ちょっとそこにお座りなさい！」


「「座ってるけど」」


ショコラ「あなたにとってわたしはなんですの！」


パフェ「そうよ！A！」



貴「何って…」


樫野「なんだろ…」


ショコラ「パートナーですわ！」


パフェ「悩み事があるならパートナーにそうだ」





パフェが何か言おうとした時






黒い車が勢いよく走り止まった






すると車のドアが開き






「久しぶりね、まこと」


「元気にしてたかー？A」


樫野「なっ、姉貴」


貴「お兄…」

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