王子と姫の物語３【夢色パティシエール】

123話 ページ26

ー数日後ー




Aside









いちごが早見に勝負を提案したらしい







それでまことについてこいと言われた






貴「…は？やだ」


樫野「んでだよ」


貴「やなもんはやだ」


樫野「おい、A」







まことは私の肩に手を置いてきて








何か伝えようとしてる








けど、









貴「…無理なもんは無理」


樫野「手伝うくらいいいだろ！」


ショコラ「樫野！大人気ないですわよ！」


樫野「お前は黙ってろ！
なんで無理なんだよ！」









だって嫌だもん









まことが他のこと喋ってたり









口説いてるのとか見るの









そんなの言ったら絶対引かれるし







なにより私がめんどくさい









それに







貴「じゃあ、まことはなんで？」


樫野「は…？」


貴「どーせ、いちごのためでしょ？
ならもうほっといて」


樫野「ちょ、A！おい！」







わたしは自分の部屋を出た









パフェ「A…いいの？
ホントのこと言わなくて」


貴「…別にいい」


パフェ「でも…」


貴「…大丈夫」







ヤキモチという気持ちに気づきたくない









しらないフリをしたい









だから言わない








いちごの部屋に行き









最後くらいになら行くってことを伝えた

124話→←122話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す