王子と姫の物語３【夢色パティシエール】

107話 ページ10

Aside



市松「誰が！クズ男だ！」


貴「あんた」


市松「市松だっつーの！」


横山「俺達がその愉快な仲間たち？」


網川「それしかないでしょ」


千葉「ってかクズ男ってｗ」


市松「笑うな！！」


千葉「ｗｗｗ」


志麻「君のチームメートなら外に行ったけど」


貴「…あ、なんだ」






くるっとドアの方に回って調理室を出ようとすると






《ﾄﾞﾝｯ》






市松「なぁ、かけしようぜ」






私に壁ドンしながらクソ松にそう言われた








貴「…めんどくさい」


市松「ふーん、お前ガキのくせに外見だけはいいな」


貴「…セクハラっすか？センパイ」


市松「どーせ俺らが勝つし
あんなトイレの芳香剤みたいな
ケーキで勝てると思ってんのか？」




何故か私の顎を持ちながら言う






ごめんなさい、はっきり行ってもいいですか








貴「あんためんどくさい」






そう言ってクソ松の顔を手で遠ざける







でも






市松「ほんとお行儀際が悪いな」







逆に両腕を頭の上に固定された






市松「やっぱ力は弱いな
で、かけしようぜ？」


貴「…するとしたらなに」


市松「俺らが勝ったら俺らがお前を貰う
お前らが勝ったらお前らとは一生関わらねぇってのはどーだ？」


貴「え、超キモいんですけどー(棒)」


志麻「今の発言はきもい」←


横山「同じく」←


網山「お前頭打ったか？」←


千葉「後輩にキモと言われたどんまいだ」←


貴「無理やりですね」←


千葉「確かに」


市松「…ってかこの状況わかってんのか？」


貴「うん、セクハラ容疑で訴えたい気持ちでいっぱい」


市松「お前の力じゃ退かすのなんて無理だろ」


貴「退かす方法はある」


市松「あ？なんだよそれ」


貴「やってもいいの？」


市松「やってみろ、できっこっ、！」






私の足が見事にクソ松の大事なところに的中した






すると私の腕を離し







大事に自分のを抑えるクソ松






市松「おまっ、なにしやがるっ！」


貴「…え、だってやっていいかって
聞いたらやってみろって」


市松「だからって卑怯だろ！」


貴「…そろそろ行くねー」






クソ松の後ろにいる仲間たちも何故か大事なところ抑えてたけど






私はそんなにＳじゃない







調理室を出でようした時






貴「あ、センパイ
それかけてもいいけど
どーせ私たち勝つから意味無いよ
じゃーね」





ヘラヘラ笑顔でそう言ってやった






うん、ねむい。みんなどこや

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