王子と姫の物語３【夢色パティシエール】

125話 ページ28

ー次の日ー





勝負は引き分け








その時、息を切らしたAが








調理室に入ってきた






貴「っ、あー、体力使った」


天野「A！！」


貴「…早見」


早見「…Aちゃん…」


貴「…変わろうとしなきゃ変われない
諦めるのは簡単
でも努力は一生残る
だから、後悔しない道進んで
ただ前だけ見て
そしたら、結果はついてくるよ」ﾆｯ


天野「Aの言う通りだね！」





汗だくなAだが







笑顔でAは言った








バニラ「Aなんでそんな汗かいてるの？」


安藤「ほんと珍しく汗かいてるし…」




それを聞いたパフェが





パフェ「さっき、Fグループの3人に話してきたの」





貴『お願いします』


『『『…』』』


坂田『姫ちゃんに言われても…』


松本『今更…』


中村『ってかなんでそんな真剣なんだよ
たかがスイーツ作りに』


パフェ『(たかがスイーツって…A怒るかな…)』ﾁﾗｯ


貴『…確かに、3人にとっては
たかがスイーツ作りかもしれない』


松本『だったら…』


貴『でも、それを感じるのは人それぞれで
スイーツ大好きでケーキ爆食いする人や
実家の隣に店を出す夢がある人
美に関しては厳しいけどバラを愛してる人
チョコと真剣に向き合ってる人もいる』



貴『3人にはどうだっていいことでも！
1人の人生に関わるの！』



貴『だから…お願い！協力してください！』



貴『お願いします！』







パフェ「…っていつもなら
怒る部分もすごい真剣だった」


天野「え！じゃあ…」


花房「Fグループが変わるね」


樫野「…」

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