王子と姫の物語【夢色パティシエール】

5話 ページ7

天野「い、一応」



飴屋「あ、あなた、ふざけてるの」


天野「すみません」


飴屋「Aグループマイナス10点」


樫野「う゛っ」


貴「…は？」


天野「あ、あの
私、ミルクレープ作ったことなくて
・・・・・っていうか、私」



天野「お菓子作り・・・・・
ど素人なんです！」


「「「「「「えーーーー！！！」」」」」


ルミ「いちごちゃん」


「マジかー」





シーン…となった調理室に





樫野とAが動き






天野の作ったミルクレープを口に運ぶ


樫野「確かにな、ど素人の味だ」


貴「…まず」


樫野「天野、お前入学が決まって
ここに入るまで10日はあったよな」


天野「うん」


貴「…一年以上遅れてるんだから
練習しようと思わなかったの？
ど素人といえば同情されて
手取り足取り教えてもらえると思ったの？」


天野「そんなっ」


樫野「甘えんなっ！」


天野「っ！」


樫野「俺たちはプロ目指してるんだ！
やる気のないならうちに帰れっ！」


貴「…こっちは一分一秒
無駄なくやってんだけどさ
なに、あんた
一生懸命やってる人達の邪魔する気？
ってか、名前なんて
何回も言わなくてもわかるし
それに…仲良しごっこやるために
ここに来たなら帰っていいよ」








Aはそう言って調理室をあとにした

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