王子と姫の物語【夢色パティシエール】 (ページ46)

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44話ページ46

樫野「…あのバカ」

安藤「冷や冷やした」

花房「きたね、ブラック」

天野「Aちゃん！！！ありが((」

貴「…おいお前ら」

王子「「「はい！！」」」

貴「さっさと始めるよ
クッキー作って」

王子「「「いえっさー！」」」

王子たち3人は一斉に作業に入る

天野「始めるって…でも」

貴「昨日、多分こーなるって
思って考えといた」

そう言って天野にスケッチブックを渡す

天野「これって…」

貴「…りんごに最高のケーキ作る」

天野「うん！！」

貴「パフェ、ショコラ達に指示出して」

パフェ「わかった！」

Aはパフェにそう言うと電話を取り出す

貴「あ、もしもし、ルミ？」

ルミ『そやけど
Aちゃんどなんしたん？』

貴「至急、車出すのお願いできる？
多分、車先に行かされてる」

ルミ『ほんま！？わかった！』

バニラ「土壇場でいちごのデザイン
真似するなんてあの子達最低ね！」

カフェ「ほんと、フェアじゃないね」

ショコラ「あなたたち！
おしゃべりしてないで
手を動かしなさいよ！手を！」

キャラメル「えいえい！うっ、わ！」

樫野「キャラメル、邪魔」

樫野「しかも、天野が
真似したことにしようとするの
バレバレなんだよ」

安藤「そうそう
まぁ、やっかみだろうけどね」

花房「転校生って目立つから」

天野「3人とも…ありがとう！
それにAちゃんも
デザイン考えてくれてありがと！」

貴「あんな変なケーキ作るの天野くらいだし
考えるのすごい大変だった」

安藤「おい…笑」

天野「へ、へん？」

パフェ「天野いちご」

天野「へ？パフェ？どーしたの？」

パフェ「あなた自分のことしか
考えてないのよ！
だいたいAが何時間考えたのか」

貴「パフェ、それ以上言わない
言ったら縁切る」

パフェ「で、でも！」

貴「ってかお前らさ
口動かす前に手動かせバカ」

Aグループ「「「「ご、ごめん！」」」」

安藤「あと20分！」

樫野「材料全部揃った！」

貴「パフェ昨日のこと言っといて」

パフェ「わかった！」

急いで完成したケーキ