37話 ページ39
天野はりんごにケーキを作ると
約束したみたいだ
樫野「天野、安請け合いしてもしらねぇぞ
みんなと仲良くなれるケーキってなんだよ」
花房「いちごちゃん
なんかアイディアあるの?」
天野「…うん、りんごちゃんのケーキ…
私がデザインしてもいいかな」
Aは一番後ろにいたため足を止めた
安藤「勿論、やりたい人がやるのが1番だよ」
天野「ありがと!楽しいケーキ考えるね」
安藤「おー、やる気いっぱいだな」
天野「へへっ!
…あれ?Aちゃんどーしたの?」
天野は後ろを振り向きながら話していたため
足を止めるAに気がついた
貴「…んーん、なんでもない」
天野「そう?じゃあ頑張ろ!」
花房「わ!いちごちゃん!走ると危ないよ!」
Aははしゃいで走る天野の後ろ姿を
見ることしか出来なかった
貴「…」
パフェ「A、いいの?」
貴「…なにが?」
パフェ「りんごのケーキ…作りたいって…」
貴「…一緒に作るんだし
大丈夫だよ」
樫野「…」
樫野はAを見て寂しそうな顔をした
貴「ほら、帰ろ」
パフェ「…A」
樫野「おい、A」
貴「…まこと?」
樫野「ちょっと来い」
貴「え、ちょっ、」
樫野はAを
誰もいない校舎裏に連れていく
貴「まこと?」
樫野「…やりたいならやりたいって
言えよ
…ったく」
樫野はそう言ってAを抱きしめた
貴「え…」
樫野「お前のことだからどーせ
自分もやりたいとか
人困らせようとかしないように
してんだろーけどよ」
貴「…なんで」
樫野「バーか、お前と
何年一緒にいると思ってんだよ」
貴「…何年だっけ?」
樫野「…ん?何年だ?」
貴「…いつから一緒?」
樫野「生まれてから一緒だろ」
貴「じゃあ、14年だ」
樫野「…俺はいつでもお前の味方だからな」
貴「…ありがと」
幼なじみのことを
1番わかってるのは幼なじみだった
パフェ「樫野はAしか見てないのね」
ショコラ「そうですわね」
「「早くくっつけ」」
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マナ(プロフ) - 質問いいですか? (2020年12月17日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご x他1人 | 作成日時:2018年11月22日 15時