王子と姫の物語【夢色パティシエール】

36話 ページ38

ーAsideー





貴「りんご、外いくの？」


りんご「うん」


貴「…そっか」


りんご「…ごめんね」






りんごは外に出ていく








いつもなら追いかけるけどここは






試しに天野に行かせよ







貴「…天野」


天野「え？Aちゃん？どーしたの？」


「お！A！！」


「一緒にケーキ食お！」


貴「うん、わかったわかった
あのさ、りんご外行っちゃったから
行ってくれない？」


天野「うん！わかった！」






天野はそう言って外に出ていく






樫野「あいつに任せて大丈夫なのかよ？」


貴「…なんとか…なる」


樫野「お前なぁ…」


「Aあーん！」



王子「「「え！？」」」



貴「あーん、」


「えーずるい！」


「Aあーん！」


「俺も！」


「俺あーんして！」


樫野「…ガキども…」


花房「ほんと樫野はA大好きだね」


樫野「は！？」


安藤「だね」


貴「ひこうきクッキー欲しい人ー」


「ほしい！」


「いるー！」


「ちょーだい！！」


「Aー！」


貴「はいはい、欲しい人は1列！
…喧嘩したらあげません」


「「「やったぁ！！」」」


ルミ「Aちゃんほんと面倒見いいね」


貴「だって子供ってかわいーもん」ﾆｯ



「「「「「(いや、Aの方が断然かわいい)」」」」」



「Aー！」


貴「はいはい」


「おいし！」


「やっぱAだ！」


「Aクッキー大好き！」


「AA！」


貴「ん？」


「ありがと」ﾁｭｯ



《ｶﾞﾀｯ》


王子「「「！？」」」








ゆうたにほっぺにキスされて









すると音がしたからそっちをみると








まことと千と五月がなんか怒ってる？








まぁいいや





ルミ「天然な上に鈍感やな」


王子「「「…ほんとな／ね」」」

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