王子と姫の物語【夢色パティシエール】

35話 ページ37

先生「今月は、ひとみちゃん
ひろくんまゆちゃんのお誕生日です」


ルミ「よっしゃ！
1日遅れのひとみちゃんからや！
Cグループはさくらんぼケーキ！」


「わー！！！」


中島「5日生まれのひろくんは
Ｂグループのヒーローケーキ」


「わー！スペース仮面！」


花房「まゆちゃんにはAグループから
ご注文のプリンセスケーキ」


「わぁ！かわいい！」


先生「聖マリーの皆さんありがとー！」


「「ありがとー！！」」


「「「いただきまーす！！」」」







Aちゃんは真っ先に







二つ結びの女の子のところに








ケーキを持ち渡しに行く








貴「…りんご」


りんご「…Aちゃん」


貴「ケーキ…一緒に食べよ」


りんご「…うん」






2人がケーキ一緒に食べるのを見ていると






ルミ「あの子小泉さんの
妹のりんごちゃんなんよ
先月家族と一緒に青森から引っ越してきて
りんごちゃんめっちゃ
大人しくてなかなか馴染めないみたいで」


天野「…そうなんだ」


ルミ「でもなぁ、Aちゃんには
馴染むんや
多分、Aちゃんパワーのおかげや」


天野「Aちゃんパワー…？」


ルミ「Aちゃん
スイーツ作り以外普段は無気力やろ？
でも、スイーツと子供たちの前だと
すごい優しい顔になるんよ」


天野「確かに…」






安藤くんの家に行った時も





お客さんへの接客も









チビちゃん達の面倒も









すごい面倒見よかった







貴「りんごクッキーあげる」


りんご「ほんとにりんごクッキーだぁ」


貴「うん」


天野「りんごちゃん！
クッキー食べる？いちごの！」


りんご「いちごだぁ」


天野「私天野いちごっていうの
二人とも同じ名前だね」ﾆｺ


「あー！いちごパンツと
りんごほっぺが仲良くしてるぞ！」


「やーい！果物！」


天野「誰がいちごパンツよ！」





私は無我夢中で男の子達を追いかけてた

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