王子と姫の物語【夢色パティシエール】

28話 ページ30

ー試食ー


開始3分未満




樫野「うわ、マジかよ」


安藤「ん？どーしたの？」


樫野「Aのモーレンコップフ
俺たち分以外ない」


花房「さすがA
Aの作ったもの皆食べたくなるからね」


安藤「すごいね、A」


貴「…まことのオペラ美味しい…！」


樫野「聞いてねーな」


安藤「うん」


花房「だね」


天野「Aちゃん！ケーキ食べさせて！」


貴「…あ、はい
これ天野の
で、これまことでこれ千
あと五月」


天野「うわぁー！！！
すごーい！」


樫野「これ、俺か？」


花房「なんか自分を見てるみたいだ」


安藤「時間かかったでしょ？」


貴「チョコペン作るのに時間かかった」


天野「舌がとろける〜」


花房「いちごちゃんの
ロールケーキおいしいよ！」


安藤「うん、いけてる！
二つのチョコが良いバランスだね！」


天野「ほんとっ！？」







天野は安藤と花房に褒められ








今、自分のケーキを









口にした樫野とAを見る







花房「ほら、樫野もうまいって言ってやれよ」


安藤「Aも美味しいって」


樫野「…クリームが固いな。泡たて過ぎだ」


貴「…いちごの食感
ちょっとぱさぱさしてる」


天野「え…」



「「でも、天野が今まで作った中で
一番美味い」」



天野「え！！今うまいって言った？」


「「あぁ／うん」」


天野「ほんとに？内心普通って思ってない？」


樫野「素直にほめてんだろうが！」


貴「…まずいって言って欲しいなら言うよ」


天野「嬉しい！美味しいだなんて！！」汗


天野「…やったー！
ありがとう、樫野！Aちゃん！
みんなみたいには
まだまだだけど
少しだけ認められたかな！」

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