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22話 ページ24

貴「…いっくん」


一太「…A」


貴「おいで」


一太「え…?」


貴「ほら」


一太「A?」






一太は不思議そうにAに掴まり









居間に向かう









すると皆揃っていた









「お兄たん!」


一太「千兄…ん?何その箱」


安藤「一太に食べてもらおうって
みんなで作ったんだ」


一太「大福でも作ったのか?」


安藤「いや、ちょっと違うな」


安藤祖父「こりゃあ
美味しそうなロールケーキだ
確か、千乃介が一太くらいに作った時と同じ」


一太「え?千兄が?」


安藤母「一太、早く食べてご覧」


一太「で、でも俺ケーキなんて嫌いだって…」


貴「…これ食べたら
千の夢、わかるかもよ」


花房「さあ」


一太「千兄の…夢…」






一太はひと口食べた瞬間






一太「・・・・・うんめー!」







そういった






安藤祖父「でも、うちのあんこと
微妙に違うな」


安藤「このあんこは一太が作ったやつだよ」


一太「俺の?」


天野「名付けて
兄弟抹茶ロールケーキ!」


一太「兄弟抹茶ロールケーキ…」


天野「安堂君のケーキと
一太君のあんこの夢のコラボレーション!
まぁ、Aちゃんのアイデアなんだけどね笑」


樫野「それに作業はほとんどしてないけどな」


天野「とほほ…」


一太「・・・千兄が作りたいのって
こういう和菓子とケーキが
混ざったような菓子なのか?」


安藤「そうだよ
僕のルーツはこの和菓子屋『夢月』だ
いつかその名前でうちの隣に
新しい店を出す
それが僕の夢なんだ
絶対捨てたりしない
僕の手で夢月を大きくするんだ」


一太「千兄・・」


安藤「ごめんな、一太。心配させて」


一太「千兄!」









仲直りした兄弟だった







安藤「Aもごめんね
一太庇って叩いちゃって」


貴「…大丈夫
仲直りしてくれたのならなにより」

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マナ(プロフ) - 質問いいですか? (2020年12月17日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご x他1人 | 作成日時:2018年11月22日 15時

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