王子と姫の物語【夢色パティシエール】 (ページ3)

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1話ページ3

Aside

貴「んーっ…」

パフェ「A、今日完成した飴細工
樫野達と運びに行かないと」

貴「…そうだった」

パフェの一言で

いやいやながらも布団から出て

制服に着替えて

ポニーテールにする

そこまでは早くやったけど

めんどくさくなって部屋を出てからは

歩いて調理室に向かう

貴「…ねむ」

パフェ「相変わらずだね」

貴「まこと怒るとめんどくさい」

パフェ「確かにね」

パフェと話ながら歩いていると

あっという間に調理室についた

貴「…まこと、はやいね」

樫野「A、お前なぁ…」

貴「千もはやいね」

安藤「Aが遅すぎなんだよ笑」

樫野「ほんと遅れんなよ」

貴「布団が離してくれなかったの」

樫野「そんな言い訳通用しねーよ」

貴「うん」

安藤「認めるのか笑笑」

貴「だって怒るまことめんどくさいもん」

パフェ「ほんとほんと」

樫野「はぁ…、つーか
これいつできあがったんだ？」

ショコラ「確かに、昨日は葉っぱと
茎しか出来てませんでしたしね」

貴「今日の朝」

私はあくびをしながら答える

樫野「ちゃんと寝たか？」

貴「もっと寝たい」

樫野「今日は早く寝ろよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

貴「うん」

まことは怒るとめんどくさいけど

色々心配してくれるし

頭撫でてくれるから好き

安藤「じゃあ、運ぼっか」

樫野「だな」

貴「…うん」

私達はそう言って

まことはチョコレート細工

私はバラの飴細工を持ち

教室への道を進む