彼女が死んだ本当の理由とは。７【3年A組】

301話 ページ47

柊「俺の言葉が
どれだけ届いているのか
きっと、ほとんどの人間には
痛くも痒くもないだろう
でも誰か1人でいい
君1人でいい
感情に任せた言葉が景山澪奈のような
犠牲者を作るかもしれない
そう思って思いとどまってくれたら
俺が今ここに立っている意味がある
そしていつかきっと！
その1人が10になって100になって
1000人になっていく！
俺はそう信じてる！
だからどうか…だからどうか！！
あなたに届いて欲しい…！」









息を切らしながらそう言う柊









柊「聞いてくれて…ありがとう
…Let'sthink」









柊が苦しそうに腰を抑えていると









屋上の階段を登ってきたAとさくら











柊はそれを横目で見て












眼鏡を外し









パソコンに向かって









柊「この瞬間を持って俺の授業は完結する」









そう言って









マインドボイスのライブ中継を









終わりにした









さくら「先生…」


貴「ブッキー…」









Aとさくらは柊の元に走り出す









柊は、屋上の落ちる寸前の所に立ち









少し笑い目を閉じ









宙に舞おうとした









、









、









それをAとさくらが掴んだ









その光景に誰もが驚いた

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