彼女が死んだ本当の理由とは。７【3年A組】 (ページ30)

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284話ページ30

ー過去ー

さくら「澪奈…話したいことがあるんだけど…」

下駄箱で澪奈を待っていた

さくらがそう言った

そして、2人は3人での

思い出がつまった場所に…

さくら「どうしてもここで謝りたくて」

澪奈「…もういいよ」

さくら「よくない
私は庇うどころか
みんなと一緒になって澪奈を…
手紙をもらって最初は
澪奈と私じゃやっぱり釣り合わないんだ
澪奈とA2人は釣り合うんだって
そう思ったけど…
でもそういうことじゃないんだって」

さくらはそう言って澪奈に近づいた

さくら「プロレスの話だって
Aと楽しそうに聞いてくれてたし
あれはきっと澪奈が私出してくれた…」

《ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ》

さくらの携帯が鳴った

さくら「最悪だぁ…ごめん」

さくらが携帯を弄り出すと

澪奈「…」

澪奈は後ろに下がった

澪奈「やめて…」

さくら「え…っ？」

澪奈「なんでそんな事言うの！？
なんで私を攻めるの、？
やめて、Aまでそんな事言わないで…！」

澪奈は1人で話し始める

それを不思議に思ったさくらは

澪奈に話しかけた

さくら「澪奈…？」

澪奈「…わかってる
さくらもAも味方だって
…でもダメなの
皆が的に見えて
そんなふうに思う自分も嫌で…
堪らなく嫌で…
さっき、Aがいないのに
Aの声が聞こえたの
だからもう…無理なんだ…」

澪奈はそう言って

柵を跨ぎ宙に浮こうとした

それにいち早く気づいたさくらは

澪奈の手を掴んだ

澪奈「離して…？」

さくら「出来るわけないでしょ！？」

澪奈「苦しいの…もう限界なの…
このままだと壊れちゃうよ…
だからお願い…

、

、

、

＿＿＿＿＿＿楽にさせて」

澪奈の頬には涙が伝った

少しすると澪奈とさくらの手は離れ

澪奈は宙に舞った